１６バラバラバギー ページ18
シエルの悪魔のような笑みに汗を流し後ずさりしたバギーだったが、すぐに立ち直りゾロに向き直った。
「貴様…ロロノア・ゾロに違いねぇな。おれの首でも取りに来たか」
「いや…興味ねぇな。オレはやめたんだ海賊狩りは」
「おれは興味あるねぇ。てめぇを倒せば名が上がる」
「やめとけ、死ぬぜ」
バギーに対してクールに返すゾロ。しかしバギー海賊団は「やっちまえー！」と殺気立った。
「本気で来ねぇと血ぃ見るぞ！！」
「…！ そっちがその気なら……！」
急に襲いかかってきたバギーにゾロは刀を構え、躊躇いもなく斬った。バラバラになるバギー。
口ほどにもないバギーに拍子抜けするゾロとルフィ。船長が斬られたというのに笑っているバギー海賊団。
シエルは違和感に首を傾げる。
そして、笑い声はどんどん大きくなっていき、遂には皆が大口を開けて笑うほどになっていた。
「何がそんなにおかしい！？
大人しくこの檻のカギを渡せ！！オレはお前らと戦うつもりはない！」
『……ん？なんだか…』
シエルは呟いたとき、ドスッとゾロが刺され膝をついた。ゾロを刺すその手は……手首から上がなく宙に浮いていた。
「くそっ……なんだこりゃ一体…」
「バラバラの実、俺は切っても切れないバラバラ人間なのさ！！」
「なんだアイツ、バケモンか！！」
ゾロの後ろにゆらりと立つのは先程切ったはずのバギー。
ルフィが自分のことを棚にあげ人をバケモン扱いしたとき、再びゾロに斬りかかったバギーの手をシエルが閉じたままの扇子で受け止めた。
『…卑怯ですわよ……』
「んな！お、お前はまさか…"執事服の悪魔"！！」
「いやああ！この海賊団はもう終わりだああ！！」
「船長っ！！逃げましょうよ！！」
「バ、バカヤロウ！！相手は女だぞ！そ、そそそんなに怖がんな！！」
「「「お前がなっ！！」」」
シエルの登場に慌てふためくバギー海賊団。ゾロとシエルはこれ幸いと、退散する準備を始めた。
「一体…てめぇは何したんだ？」
『もちろん後で御説明します！今はルフィさんを！』
「ああ！ルフィは任せろ！お前はソコの女を守っとけ！」
『ええ。どこのどちら様か存じませんが、逃げましょう』
「シエル、そいつは航海士だ！」
「違うわっ！！！」
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星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです！続きがとても気になります！更新楽しみにしています！ (1月1日 5時) (
レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
みーしゅ - 続きが楽しみです！ (2022年6月29日 15時) (レス) id: 3a83b33499 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - 緑色になりたい()さん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ないです…。しばらくの間更新できない状況が続きますが必ず更新するので今しばらくお待ち頂けるとありがたいです( .. ) (2022年3月27日 23時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
緑色になりたい() - コメント失礼致します！このお話を愛読しているものです。このお話めちゃくちゃ好きです！更新停止とありますがもうしばらく更新しない予定なのでしょうか？いつも更新楽しみにしているので無理のない程度に頑張ってください！ (2022年3月24日 8時) (レス) id: 474e2f0f3d (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - まやさん» お返事大変遅くなりました。申し訳ありません！必ず更新致しますのでもう暫くお待ちください！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2020年5月23日 23時
