１ルフィという男 ページ3
麦わら帽子の少年……モンキー・D・ルフィは船出してから二時間後、船の上で寛いでいた。
「いやー、今日もいい天気だなー！」
グッと伸びをしたとき、船が右へと傾いた。よく見てみると、船の際に細く綺麗な手が伸びていた。
「おお！？なんだ？」
ルフィがその手を掴むと手の持ち主である、スチュアート・シエルが『ぷはぁッ！！』と海の中から顔を上げた。
シエルはルフィの顔を見るなり、ルフィの手を両手で握り懇願し始めた。
『嗚呼！旅人のお方…どうか、どうか私を助けてくださいまし！』
「ん？」
ルフィは突然のシエルの言葉に驚きつつも、シエルが現れた方角を見る。すると、男が3人乗った小舟が来るではないか…。
「あの女、1人やれば一億だぜー！！」
「ヒャッハー！俺たち大金持ちー？」
「それにしても逃げ足の速い女だなー！」
いかにも悪人顔の3人をルフィは見るなり、一殴りで片付けた。シエルはポカンと口を開けて、ルフィと倒された3人を交互に見る。
『お…お強いのですね……』
「うん、俺強い！」
胸を張って言い切ったルフィにシエルはクスリと笑うと、船の上に正座になり座り直した。ルフィもシエルと向かい合うようにドカッと座る。
『大変、ありがとうございました。わたくし、スチュアート・シエルと申します。』
「オレはモンキー・D・ルフィ！海賊王になる男だ！」
『そうなのですね…ルフィ様、なんとお礼をしたらいいのか……。』
ルフィはお礼について述べるシエルを不思議そうに見るなり、何か思いついたのかニカッと笑った。
「お礼なんていいからさー！お前、オレの仲間になれよ！」
シエルはルフィの方を見上げると嬉しそうに目を細め、深々と頭を下げた。
『それが恩返しとなるならば。ルフィ様、貴方様について行かせて頂きます。執事として…』
ルフィは「羊？」と首を傾げていたが、どうでもよくなったのかシエルに「しししっ！」と笑いかけた。
「お前、強いのかー？」
『ルフィ様ほどではありませんが、前のご主人様に剣と体術を叩き込まれましたので』
ニッコリと笑ったシエルをルフィは「ふーん」と流すと、次の言葉でシエルを恐怖のどん底まで突き落としたのだった。
「こんなに気持ちのいい日なのになぁ！
この船旅は、ひとまず遭難ってことになるなぁ！こんな大渦に巻き込まれるなんて！」
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星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです！続きがとても気になります！更新楽しみにしています！ (1月1日 5時) (
レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
みーしゅ - 続きが楽しみです！ (2022年6月29日 15時) (レス) id: 3a83b33499 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - 緑色になりたい()さん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ないです…。しばらくの間更新できない状況が続きますが必ず更新するので今しばらくお待ち頂けるとありがたいです( .. ) (2022年3月27日 23時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
緑色になりたい() - コメント失礼致します！このお話を愛読しているものです。このお話めちゃくちゃ好きです！更新停止とありますがもうしばらく更新しない予定なのでしょうか？いつも更新楽しみにしているので無理のない程度に頑張ってください！ (2022年3月24日 8時) (レス) id: 474e2f0f3d (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - まやさん» お返事大変遅くなりました。申し訳ありません！必ず更新致しますのでもう暫くお待ちください！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2020年5月23日 23時
