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*
時計は夜９時を示している。Aは自室のベッドにゴロリと寝ころんだ。
一時間前まで自主練をしていた体は、バキバキになっていた。
ピロン..
夢の中へと落ちかけていたAは、スマートフォンへと届いた通知によって、現実に引き戻された。
『明日、八時に正門前。』
Aは、佐久間から届いたメッセージに素早く返信する。
『了解しました。』
鼻からゆっくりと息をはいたAは、ベッドに沈んでいた体を無理におこし、自室の照明を消した。
真っ暗の中、再び通知の音がなり、ブルーライトがAの顔を照らす。
『遅刻するなよ』の一言とともにペンギンの可愛らしいスタンプが送られた。
「...ふふっ」
Aはクスリと笑うと、スマートフォンの電源を落とし、眠りについた。
*
ベッドの上に長い髪の毛を散らし、スマートフォンを両手で持ち、顔を赤らめているのは佐久間だった。
ぐっと寝返りをうち、うつ伏せになると、佐久間は長いまつげを伏せた。
「あ....あああああ！！！」
デートだ！と喜ぶ佐久間には、隣から聞こえる『うるせぇ！』という声が聞こえていない。
厳密に言えばデートではないが、二人きりのお出掛けなのでデートになるのだろう。
Aがデートと認識しているかは別として。
「う...何着ていこう...。」
ベッドから飛び起きた佐久間は、クローゼットを覗き服を、あれでもないこれでもない、と物色し始めた。
興奮が冷めぬ佐久間が、眠りについたのは深夜３時だ。
まあ、八時の待ち合わせに遅れたのはいうまでもないだろう。
「ね、寝坊した！！」
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 初めまして、ありがとうございます！読みやすいと言われるのは初めてで、すごく嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年12月9日 21時) (
レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 初コメ失礼します！小説の内容がめちゃめちゃ読みやすくて好きです…！更新これからも頑張ってください！ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 6ae36e2f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2019年10月10日 18時
