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帝国学園は四勝一敗一分により、予選では三位。同じく、三位であった木戸川清修とともに予選敗退となった。
そして...テスト週間。
「うへー、わかんねぇ！」
「....」
昼休み、図書室では、成神とAが勉強していた。決して図書室に二人きりという訳でない。先程から、クスクス笑いをしている女子たちはいるし、佐久間や源田を見かけたような気がする。
「サッカー、やりたいぃ！」
放課後になったら、辛いほどやるというのに、サッカーをやりたがる成神。大きめの声に、クスクス笑いの女子たちが振り返ったが、またすぐに話を再開した。
「そうだ、サッカーと言えば...」
科学の教科書を自分の方に、寄せながらAが口を開いた。
「最近、湿川くん、来ないね。」
Aの口から出た、湿川という単語に顔を歪ませる成神。ベーっと舌を出し、Aの授業ノートをとり、開く。
「知らないの？あいつ、辞めたよ。まあ、いられないよね。源田さんにあんなに、睨まれたらさ。」
まるで蛇に睨まれたカエルと、成神はいうと、シャーペンをくるっと回した。
そうなんだ...と呟いたAは、ふと窓から見えるグラウンドに目を向けた。
そこには、辺見と万丈、そして、寺門がサッカーをしていた。遊びでやっているようであり、いつもの頼りになる先輩というよりかは、ただの中学生に見える。
「っていうか、辺見くん、勉強しなくていいのかな。」
「知らね。どうせ、前日に一夜漬けだよ。ここ、教えて！」
Aがどれどれ、とノートを覗いたとき、「ひっ！」という短い悲鳴が聞こえた。
二人が目をやると、そこにはいっそう目に隈ができた湿川と目があった。
「ひぇぇ！」
両手をあげ、情けなく図書室を飛び出していく湿川を二人は見つめていた。
「何だよ、今の。」
「おびえてたね。」
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 初めまして、ありがとうございます！読みやすいと言われるのは初めてで、すごく嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年12月9日 21時) (
レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 初コメ失礼します！小説の内容がめちゃめちゃ読みやすくて好きです…！更新これからも頑張ってください！ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 6ae36e2f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2019年10月10日 18時
