ひさしぶりに家に帰ってきたら、ハイネックが住み着いていた。

八話 ページ10

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あ....あ....



ああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！





工藤A、人生最大のピーンチ！！！！！！
沖矢さん、開眼してるぅ！そりゃもう、写輪眼だよ！な、なになに！FBＩって犯罪者集団なの？こんな怖い人がFBＩなの！？





　
〖おい、おーい.......A...？ったく〗ﾌﾞﾁｯツーツー



『え、ちょ、兄貴？兄貴の裏切り者ォォぉ！！』
あのくそ兄貴、電話切りやがったぁ！！



「話してもらえますか？話して貰えますよね」





沖矢さんがどんどん近づいてくる。俺はもちろん後退りをする。というかなんで言い直したんだ！




ドンッ





とうとう壁際まで追い詰められてしまった。背中に壁を感じる。






『かべどっ！』





俺、１７才....ただいま人生初の壁ドンを受けています...(白目)沖矢さんの顔がこんなに近く.......あらぁ！？イケメン！うつくし！


いやここで死ぬには早すぎる！必殺、平謝り！！




『....命だけはぁ！命だけはぁ！おねがいします、まだ新人賞とってないんです！四歳の時から新人賞とるのが夢で！！まだ、とってない！！！』




自分でもよく分からない言葉を発し、土下座をする。命より大切なものなどない。お金くらい。



すると土下座している俺の頭上から、「ふっ」という笑いが聞こえた。

そしてピッと沖矢さんが首の辺りの変な機械を押した。





「...命とる類いじゃないぞ。あの坊やとは君は、親戚だったしな。君のお母さんやお父さんには世話になってるしな。」






声が全然違う。渋いダンディーな感じだ！言葉使いも全然ちゃう！かっこいい！


とりあえず今の五分間でいろいろあったけど俺の人生続行が決定したようです。ありがとう。

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