四話 ページ6
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『いやー、すみませんね....』
俺はダイニングの椅子に座り、キッチンでコーヒーをいれている沖矢さんを見上げた。コーヒー入れてるだけでとても絵になる。ふつくしい…
『不審者かと....』
沖矢さんはコーヒーを二杯分、お盆に乗っけて持ってきながら言った。コーヒー特有のほろ苦い匂いが鼻をくすぐる。
「いえいえ。防犯意識が強いのは良いことですよ」
──なんていい人なんだ
そんなことを思いながら俺はコーヒーを口元へ.......
『ぐほぉっうう!!!』
もちろん吹き出しました。良かった、沖矢さんには掛かってない。でも沖矢さんすっげぇ顔してる!細目が点になってる!
「すみません。美味しくなかったですか?」
沖矢さんが慌てて、台布巾を取ってきてくれた。やさすぃー。というか気を使わせてしまった。申し訳ない。
『いや、違います。
すみません!俺、コーヒーが苦手っていうか、苦いのが得意じゃないんですけど。
いつもコーヒーならいけるかなって思っちゃうんですよ!今日で二回目なんです!はは、学習能力なくて』
俺が謝ると、沖矢さんは「今度からは紅茶にしましょう?」と言ってくれた。やさすぃー(2度目)
「ところで、絵がお上手なんですね」
しばらくして、沖矢さんが俺にいってきた。なんで、しってんだろ?
『えへへ、上手って程でも……。下手の横好きみたいな。でも、なんで絵を描いてるって分かるんですか?』
まさかエスパーか!?エスパーなのか!?
しかしそんなことも無く。沖矢さんは何てことない風に言った。
「だって、絵のトロフィーや賞状が飾ってあるじゃないですか」
そういえばそうだな。俺ってばうっかりさん☆
母さんが飾っておいてくれたんだな。お、小二の時の賞状もある!!息子から見ても母さんは息子想いの良い母さんだと思う。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - みひろんさん» ありがとうございます!修正しつつ更新となりますので、のんびりお待ちいただけると嬉しいです! (2021年4月30日 16時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
みひろん(プロフ) - お初のコメント失礼します。作品を拝見させて頂きました。楽しくて楽しくて♪次の更新が待ち遠しいです!これからも応援しています。 (2021年4月24日 23時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!のんびり気まま更新ですが、お願いします! (2019年5月28日 23時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ナシ(プロフ) - 面白くて一気に読みました!更新がんばってください!応援してます!! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 9c83a487c9 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!いつまに、こんなに伸びて.......って感じです(笑) (2019年5月18日 21時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時:2019年5月16日 12時