ひさしぶりに家に帰ってきたら、ハイネックが住み着いていた。

三話 ページ5

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『高崎ぃい！お、俺はどうすればいいんですかねぇ！？』


[落ち着けよ。で、ひさしぶりに家に帰ってきたらハイネックが住み着いていたと]






タイトル回収乙です。
じゃなくて！眼鏡全反射ハイネック男に『ぱーどぅん？』と言ったあと、俺は命の危険を感じて急いで家を出たぞ！！！そして今高崎と電話中だ！






『あ、あ、あれだな！あいつの正体を見破って、ヤバイやつなら追い出そうそうしよう！！うんうん！！』

[そうだな]



『そうと決まったら、すぐ見破ってやるぅ！じっちゃんの名に懸けて！』

[おま、それ違う作ひﾌﾞﾁｯ





なんか最後に高崎が言ってたけど。ま、いっか。
そして俺は再度ドアをあける。



『たのもー(小声)』



威勢が足りないって！？うるせぇなぁ！！！怖いんだよおお！！メガネ全反射空き巣野郎がよう！！




「あ、お電話おわりました？」

『ぬおおお！聞いてたんすか！？』

「ええ、大きな声で話されてたので」





やつの方が一枚上手だ！！だが、俺はあきらめーん！俺だって曲がりなりにもミステリ小説家と元大女優の息子であり、高校生探偵の弟！！やってやらー、俺やってやんよ！！




『で、自己紹介してください！年齢、職業、好きなもの嫌いなもの、なぜここに住み着いたのか！』



「年齢は２７です。大学院生ですよ。

好きなものは、ミステリーですかね？嫌いなものは今は思い付きません。

住み着いていた理由は前に住んでたアパートが燃えまして。ここの家主にお借りしてるのです。つまり君のお父さんですね」




.......アパートが燃えた。そんで父さんには話が通ってると。なんか、騒いでたのが申し訳なくなってきた。
うわ恥ずかしっ！！！

あ、もしかして。




『アパートって、木馬荘...ですか？』
「ええ、よくご存じで」





うんうん、ニュースで結構取り上げられてたなぁ。それじゃまさか悪い人じゃないんかな？空き巣じゃ、ない？

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