ひさしぶりに家に帰ってきたら、ハイネックが住み着いていた。

六話 ページ8

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.......んぅ？

気がつくと、書斎の机に突っ伏してる俺。
うごぁ！！！コンタクトが目の裏、裏にぃぃぃ！！！つけたまま寝るとこういうことがあるから、みんなも気を付けるんだぞ！！

よしとれた！



なにしてたっけ？

あーそうだ。書斎の絵を描いてたんだ。小さい頃は兄貴と二人で書斎の机の下に隠れて本を読んだな〜なんて。





お？なんか、いい匂いがするなぁ。カレーかな？カレーうどんかな？は！まさかカレーパン！？いやいやいや普通にカレーかな。





そんなことを考えているとぎぃっと音を立て書斎のドアがひらき、イケメン沖矢さんが顔を見せる。




「夕飯、出来ました」

『わーい、ありがとうございます！』




ダイニングにいくと、やはりカレーが出来ていた。人参やじゃがいもがゴロゴロの一般的なカレーだ。やっぱり一般的なのが一番美味しいよな。




『頂きます！！』





うっわ、うまーー！俺より断然うまい！ハイスペックすぎるぞ沖矢さん！スーパーダーリンというやつか！！

同じ学校の女の子達に教わったぞ。スーパーダーリン、略してスパダリ。




「どうですか？」
『うまい！うまいです！！』




沖矢さんは良かったですと、微笑んだ。



くっ、惚れてまうやろ！

は！違うぞ！俺は断じて、男性が好きなのではない！可愛い女の子が大好きだ！だけど、沖矢さんがスーパーダーリンなせいでぇぇ！！




オレももっと料理とか頑張らなくちゃなぁと思っていると、沖矢さんは立ち上がり自分の空になった皿を片付け始めた。


え、はや……。

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