プロローグ ページ2
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日曜日、午前9時.......
とあるカフェでは、朝食コースを頼む声が至るところから聞こえる。店員もあわただしく、料理を運んでいる。
そんな中、茶髪の美少年は優雅にコーヒーを飲んでいた。
『キッドキラー、またしても解決.......か』
小さな少年が写っている新聞を見ながらズズッとコーヒーをすする。その瞬間、美少年はコーヒーを吹き出した。
『ぶほぉ!!やっぱ俺にコーヒーは早いみたいだ!!すみませーん、ミルクと砂糖お願いします。砂糖はスティック二本で!!』
そばを通った店員に声をかけ微笑みを投げ掛けて、注文する美少年に、店員は顔を赤くして店の裏に走っていった。
世間一般では休みの日のため、朝9時と言えど若い子もいる。
「ね、あの人かっこよくない?」
「うんうん!爽やか系イケメンって感じ!」
「声掛けよーよ!」
美少年が新聞をめくりながら、鼻唄を歌っている姿を見て、女子高生らしい人たちが騒いでいる。
しばらくして店員が持ってきたミルクと砂糖を混ぜたコーヒーを飲み、『これこれ』と頷く。
ふと、美少年が窓の外を向くと、若い女性がハンカチを落としたにも関わらず、歩きさっていくところだった。
『あ…』
美少年は立ち上がり、千円札を机におくと店を出ようとした。店員は、美少年に声をかける。
「お客さま、お釣がございます!」
──カランカラン…
美少年は振り返り、ベルの着いたドアを開けながら微笑み言った。
『じゃあ、募金しといてくださいな。』
店に残された店員と他の女性客は、皆一斉に顔を真っ赤にしたのだった。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - みひろんさん» ありがとうございます!修正しつつ更新となりますので、のんびりお待ちいただけると嬉しいです! (2021年4月30日 16時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
みひろん(プロフ) - お初のコメント失礼します。作品を拝見させて頂きました。楽しくて楽しくて♪次の更新が待ち遠しいです!これからも応援しています。 (2021年4月24日 23時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!のんびり気まま更新ですが、お願いします! (2019年5月28日 23時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ナシ(プロフ) - 面白くて一気に読みました!更新がんばってください!応援してます!! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 9c83a487c9 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!いつまに、こんなに伸びて.......って感じです(笑) (2019年5月18日 21時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時:2019年5月16日 12時