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小山side
気がついたら誰もいない部屋にいた。
あるのは今自分が座っているベッドだけ。
それ以外は何も無い。
不意に部屋のドアが開く。
そこから入ってきた人は、もしかしたら、母親や義父よりも会いたくない、そんな人で。
｢やだっ、やだっ！！｣
どんどん近づいてくるその人から逃げるように、ベッドから落ちる。
その人は俺の目の前に来ると首を掴み、壁へ押し付ける。
その瞬間目が覚める。少し周りを見渡せばそこは個室のような場所で。
｢小山、聞こえる？｣
視界には見慣れた男の人。
でも今はそんなの関係なくて。
先ほど見た夢の名残か、自分の精神状態は普通ではなくて。
｢小山？｣
光先生に触れられた途端、無意識に拒絶を起こす。
｢っや！！｣
それがきっかけとなり、息は乱れパニックに陥る。
息を吸うことに必死になり体制を崩しベッドから落ちる。
その衝撃で自分に付いていた点滴の針が抜け、スタンドが倒れる。
酸素マスクも取れ、繋がれている管も取れていく。
｢小山落ち着け！｣
そう言いながら腕を掴まれるけど、今の自分にはそれは恐怖でしかなかった。
あの人がもうここにはいないというのは分かっているはずなのに、自分の腕を掴んでいるのが光先生の手だというのは分かっているはずなのに、どうしてもあの手を思い出してしまい益々パニックに陥ってしまう。
先生の手を振り払い、走る。
｢やだっ、やだっやだっ｣
わけも分からずただそう言いながら暴れる。
けど今の自分の体ではそんなこと出来るはずもなくすぐに転び壁にぶつかる。
｢小山、大丈夫。大丈夫だから。｣
光先生は暴れる俺の体を優しく包んでくれて、落ち着かせるように声をかけてくれる。
そこでようやく気持ちが落ち着き始める。
精神の不安定さからか、若しくは体力の限界からか、そこで自分の意識は途切れた。
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冬楓(プロフ) - 58GQiKkKd6R7NKEさん» 返信遅れてすみません。そうですね。それも意見だと思ってコメント読ませていただいてます。しかし、あなたの思う"面白い"と他の方が思う"面白い"は全く違うものだと思います。私はあなただけのためにお話の趣向を変えるつもりは無いです。 (2018年2月4日 9時) (
レス) id: e15b931daf (このIDを非表示/違反報告)
58GQiKkKd6R7NKE(プロフ) - つまんないって言うのも一つの意見だと思うので取り入れなよ。せっかく私が意見出してあげたんだから (2018年1月31日 22時) (レス) id: e40b36c8eb (このIDを非表示/違反報告)
冬楓(プロフ) - 58GQiKkKd6R7NKEさん» そう思うなら見なくて結構ですよ。コメントするほどの労力と思考力を使っていただきありがとうございます。 (2018年1月30日 22時) (レス) id: e15b931daf (このIDを非表示/違反報告)
58GQiKkKd6R7NKE(プロフ) - 見る前からわかるつまんなさ (2018年1月30日 21時) (レス) id: e40b36c8eb (このIDを非表示/違反報告)
冬楓(プロフ) - いずみさん» わー！嬉しいです！！本当にありがとうございます！！頑張りますね！ (2017年12月17日 9時) (レス) id: e15b931daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬楓 | 作成日時：2017年10月19日 21時
