私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】 (ページ10)

今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:27,669 hit

１０話ページ10

蔵「お前と一緒にすんなや！」

友「うわ、でたぁー自分イケメンですよ発言」

蔵「ちゃうわ！」

二人は向き合ってずっと言い合ってる

これが犬猿の仲？・・・・いや、ちょっと違うか？

「ｸｽｯ二人とも仲がいいよね」

すると二人とも言い合いをやめ、こっちを向いた

友「おぉ！笑った！」

蔵「Aちゃんさっきから笑っとるで」

？？？

友「なんでお前だけ知ってんねん」

蔵「んーーー俺のほうがかっこいi((

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

なんか今、蔵ノ介君と病室で二人きり

で、翼君(白石の友達)は検査中

気まずい・・・

「あのさ、蔵ノ介君

　テニス部に入ってるって言ってたけど、今日部活は？」

蔵「ん？今日は休んだで」

・・・・・・・ん？

「え、だって部長じゃなかったっけ？休んで大丈夫なの！？」

蔵「ちょっとぐらい大丈夫やろ

　それに部活終わってからじゃ遅いから、Aちゃんに会えんと思ったし」

そう言って、ヘラッと笑う

そういう問題・・・

「はぁ・・・・明日はちゃんと部活行くよね？」

蔵「んーどうやろうな」

「明日はちゃんと行って！部長さんなんでしょ？だったらちゃんと行かなきゃ！」

蔵「そしたらAちゃんに会えんかもしれへんやん」

はぁ・・・・どこまで心配性なんだか・・・

「別に私は大丈夫

　それに遅い時間でも会えるから、死んでない限りね・・・・あ、もうこんな時間」

病室の時計を見ると針は夜の7時を指さしていた

「じゃ、また明日ね」

蔵「おん、でも明日は絶対会えると思うで」

「なんで？」

蔵「だってAちゃん死なへんもん

　そんじゃ、また明日な」

そう言って病室を出て行った

＿また明日、か・・・私にはそんな無責任な事言えないよ

明日会えるかも分からないんだから

もしかしたら、眠りについたままあの世に行っちゃうかもしれないし・・・

はぁ・・・・＿明日も生きていたい、初めてそう思ったかもしれない