私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】 (ページ43)

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４３話ページ43

「ブン太ってホントKYだよね」

ブ「KYって？」

「はぁ・・・・空気読めない人のこと」

まぁ、素直なのもいいんだけど・・・なんでもかんでもずかずか聞いてくるのはどうかと思うよ

ブ「あぁ・・・・たまに言われる

　で、どうなの？会いたい？会いたくない？」

言われるんだ・・・それは正真正銘のKYだね

「えー・・・・別に過去のことなんて忘れかけてたし・・・

　でも、自分的には会いたくないかな・・・たぶんその人を邪魔しちゃうから」

それに私自身も過去の事は忘れたい・・・だって胸がギュッと締め付けられるのは嫌だもん

ブ「ふぅん」

「聞いといて反応薄いな・・・てか、急にどうしたの？」

ブ「え、いやなんか

　幸村君がそのことずっと気にしてたからさ『Aは過去のこと話すと少し暗くなるよね』

　とか、『Aはその人のことが好きなのかな？』とかめっちゃ言ってるし」

「うん、後者は絶対ない」

絶対ない・・・・・・はず・・・認めたくない

ガラ

ドアから誰かが入って来た瞬間に始まりのチャイムが鳴った

「ギリギリだね・・・そして君をみるとなんかすごいだるくなるよ

　気力吸い取られてるみたい」

雅「ｸｯｸｯｸお前さん相変わらず面白い事を考えるのぅ」

「君にだけは言われたくない」

いつもならもっと言い返してやったけど、先生が来たから即座にやめた

即座にやめた←大事な事

私きり変えが凄いでしょ？←