私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】 (ページ5)

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５話ページ5

「外が騒がしいな・・・」

外の景色を見ていると、病室の外から人の話す声が聞こえる

男性の声だ・・・ここの病棟では男性の声なんてめったに聞かない

＿何かあったのだろうか、そう思い病室の外に出てみたが誰もいなかった

ホラーみたいｗｗｗ

辺りを見回すと、遠くの方で二人の男の子が・・・・なんだろ・・・

じゃれあってるのかな？・・・・なんかそんな感じで遠くに居た←

一人は、208号室にいる同い年の男の子

もう一人は・・・見かけない顔だな・・・

友達だろうか？後ろ姿だからよく見えないがクリーム色っぽい髪の色をしている

友達か・・・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「ねぇ、看護師さん

　看護師さんは中学生の時、友達居た？」

点滴を変えに来たいつもの看護師さんに聞く

最初はビックリしていたけれど

すぐにいつもの表情に戻って言った

看「もちろん居たよ

　でも、急にどうしたの？」

「今日さ、208号室に同い年の子がいるじゃん

　その子のところにさ、友達が来てて

　少しいいなーって思ったの・・・」

私は小5の時、癌が見つかった

それで、今もずっと入院している

だから中学の友達がいない。小学校の友達も別の遠い中学に行ったり、受験で忙しかったりするから

ここにはこない

看「そっか・・・・！じゃあちょっと待っててね」

急に何かを思いついたかのように病室を飛び出した

変な事じゃなきゃいいけど・・・

まさかあの二人に何か変な事を言おうとしてるとか・・・

いや流石にね・・・・・うん・・・・・

・

・

　大丈夫だよね？
＿＿＿＿＿＿＿＿

白石side

ｺﾝｺﾝ

看「失礼しまーす」

友達(モブキャラ)(大槻君)を病室に強制に引きずり込み、ベッドに座らせて

学校での話をしていると、看護師さんが来た

検査かなんか？

蔵「じゃ、俺そろそろ行くわ」

看「ちょっと待って」

ドアの取っ手を掴もうとした時、後ろから呼び止められた

俺なんかした？←二回目

先生にも呼び止められたし看護師さんにも呼び止められたし・・・もう、なんやねん

蔵「えっと・・・何か・・・」

後ろを振り返ったら、看護師さんは驚いたような顔をした

ホンマに、俺なんかした？

看「うわぁ、イッケメン！お持ちかえりしたいくらい」

蔵「えっと・・・」

俺、こういうタイプ苦手なんやけどな・・・