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35話 ページ35

蔵「なぁAちゃん



  どうしたん?急にそんな閉じこもったりして・・・・・」




意識が戻ってからAちゃんの様子がおかしい





「・・・・」







Aちゃんからの返事はない





なんかつらいなぁ・・・





蔵「なんかあったら俺が聞くで」






ただ布団は呼吸に合わせて少し動くだけだった







ホンマにどないしたんやろ・・・





なんかないかと思いあたりを見回すがただ一面に真っ白い壁があるだけだった






隣の棚にはまだ飲んでいない薬が置いてあった

水にも手をつけていない







蔵「Aちゃん、薬飲まないとアカンで


  また、いつ倒れるかわからんから・・・・俺、倒れた時ホンマにビックリしたんやで



  病院に来てみたら『Aちゃんが倒れた!』言われたからホンマに不安でいっぱいで」








俺が話しかけても反応はない





でも、聞いてくれるだけでもええか。きっとAちゃんに届いてるはずだから





蔵「だからホンマに意識が戻ったって聞いた時は嬉しくてうれしくて・・・


  いますぐ学校を飛び出して来たかったけどAちゃんに怒られる思って




  来たけど・・・・ホンマに今も心配やわ・・・なぁ、俺のヒーローになってくれるんとちゃうん?」








蔵「こもってたら俺のヒーローになんてなれんで?


  なぁ、いつもみたいに俺の前で笑ってくれへんの?」







やっぱり返事はない






ガラ




光「どうっすか?」






その時、財前が入ってきた





蔵「あー、なんかAちゃん調子悪いみたいだから今日は帰ろか・・・」





光「はい・・・A先輩なんかあったんスか?」






蔵「それは俺にもようわからん



  まぁ、今日はいったん帰ったほうがええと思うわ。じゃ、Aちゃんまた明日な」







光「じゃ」






そして病室をでた





蔵「俺嫌われたんかな・・・・」






光「さぁ?」






蔵「さぁって・・・・・はぁ・・・・このままやったらどないしよう




  ホンマに心配やわ・・・・精神的に追い詰められてるんかな・・・」






光「深く考えすぎですわ



  部長がそんなにネガティブだったらA先輩もいい気しないと思いますよ」






蔵「おん・・・せやな!俺がネガティブでどうすんねん!頑張るんや!俺!」






光「逆に、それもそれで困りますけどね」

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設定タグ:テニスの王子様 , 白石蔵ノ介   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ごめんなさい。変換ミスでしたm(__)m (2020年9月21日 20時) (レス) id: d9316f3163 (このIDを非表示/違反報告)
真田葵(プロフ) - 41話退院では? (2020年9月21日 14時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月26日 17時

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