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18話 ページ18

今日も午前中はまた抜け出して桜の木の下に行き、看護師さんに連れ戻される



だけど、午後は違う




蔵ノ介君が来てくれるから





コンコン





_失礼します。そう言って入ってきたのは財前君一人だった





蔵ノ介君はいないのか・・・




光「そんなに俺じゃないほうがよかったですか?」





「あ、いやそう言うわけじゃないよ!ただ、今日は居ないなって思っただけ!」





表情に出てたかな?




光「部長はなんか部活の後片づけして、遅れるみたいっス」





「そうなんだ」





光「それで、あと2人A先輩に会いたいって人がいるんすけど・・・」







2人・・・同じテニス部の人なのかな?





「どんな人?」




光「どんな人かは見たら分かります



  まぁ、とにかくヤバい人たちです。覚悟しといたほうがええですよ」






「覚悟・・・」






覚悟しといたほうがいいって、そうとうヤバい人?



ヤンキーみたいな感じしか思いつかないけど





財前君はそんな私の考えも気にせずにスマホをいじっている




画面には



・・・・・・あれ、なんだろう?なんか難しそうだな




光「・・・・・・何すか?」






私の視線に気づいたのか手を止めてこちらを向いた





「え、・・・あ、その何やってるのかなって思って



  いつもスマホ見てるから」







光「あぁ・・・・ただ単に作曲してるだけっスよ



  暇つぶし程度に」





「作曲!?」







財前君にとっての作曲は暇つぶしなの?




なんかレベルが違う気がする・・・





「え、作曲ってそんなに簡単にできるの?なんか色々組み合わせたり



 失敗したりすると、なんかごちゃごちゃしたりしそうじゃん・・・」






光「まぁ、人にもよりますけど今の作曲するアプリは結構やりやすいっスよ」





そう言って、作曲している画面を見せてくれた






光「これをAメロ、これをBメロとしたら



  この二つをくっつけて曲を作るんスよ。メロディーは思い付きで作ってます」






「んー・・・・・・Aメロ?Bメロ?・・・・




 あーなんかよくわかんない!」








そう言って、ベッドにボフッと倒れた





「でもさ、財前君の凄さは分かったよ」





起き上がって、ベッドの横の椅子に座っている財前君に言う





光「俺っスか?」





「そう、私より年下なのにこんな難しそうなこと出来て凄いよね!



 ホント尊敬しちゃう!財前君は天才だよ!」

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設定タグ:テニスの王子様 , 白石蔵ノ介   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ごめんなさい。変換ミスでしたm(__)m (2020年9月21日 20時) (レス) id: d9316f3163 (このIDを非表示/違反報告)
真田葵(プロフ) - 41話退院では? (2020年9月21日 14時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月26日 17時

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