私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】 (ページ16)

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１６話ページ16

白石side

病室をでて大槻の病室に向かう

渡すプリントがあったのは事実やからな・・・

でも、ホンマに財前だけずるいわ・・・

俺ですらAちゃんに言われたことないのに・・・

それなのに今日会ったばかりの財前に好きやなんて・・・

俺のほうがAちゃんのことわかっとるのに

なんやろな、このモヤモヤした気持ち

翼「そうかそうか・・・・

　おん、それは間違いなく・・・・恋っちゅーやつやな」

蔵「そうか・・・・・・・・！って、いつから！てか俺声に出てた!?」

いつの間にか後ろには、大槻がいて俺の肩に手をポンと置いていた

翼「俺、最初のほうから居たで

　それでさ、まぁ・・・・そのな・・・・・声に・・・・おん・・・な」

蔵「別にそんなに気使わなくてもハッキリ言ってくれたってええで(半泣き」

翼「おう！じゃあ言うわ！思いっきり声に出てたで！それとここ俺の病室の前！」

コイツKYや・・・・そこは気つかうやろ・・・

それと病室の前なのは知ってる、お前みたいにバカやないから

蔵「プリント届けに来た」

翼「あ、おおきに

　えーなんやこれ・・・ヘイホウコン・・・何やそれ？もう新しい単元に入ったん？

　ちょ、教えてくれへん？」

蔵「まぁ、友達の頼みゆうたらしゃーないな！」

そのまま、さっきの事なんか忘れ病室に入った
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貴方side

光「え、なんでその名前を・・・」

視線をスマホから私に移して、目を見開く

「いいから、いるの？いないの？」

光「え、いますけど・・・」

「やっぱりか・・・」

あの金髪の髪は間違いない、謙也君だ・・・

「ねぇ、財前君ってここに謙也君と来たでしょ？」

光「え・・・・まぁそうっスけど

　部長には内緒っスよ、俺の善哉がかかってるんで」

善哉・・・好きなのかな？

え、じゃあ・・・・・餌付けされてる？ｗｗｗ

「じゃあ、今私が謙也君の事知ってたのも内緒ね」

光「んー・・・・・わかりました

　でもなんで謙也さんのこと知ってるんスか？」

「えっとね、私小5からここの病院にいるんだけど

　その時、私を担当してくれてたお医者さんが謙也君のお父さんで

　時々遊びに来てたんだよね。それで話すうちに仲がよくなって、毎日お見舞いに来てくれたんだ

　