私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】

１５話 ページ15

そう言って、病室を足早に出て行き



病室は財前君と二人っきりになった



「急にどうしたんだろ？」




光「A先輩ってそうい事誰にでもすぐにいっちゃう人っスか？」



「え？」





どういう事だろ・・・・



財前君はスマホを取り出し、画面をスクロールしながら言った





光「そういう事誰にでもすぐ言うと、変に勘違いされて後々大変になりますよ」



「あ、そういうことね」





やっと、財前君が言ってることが理解できた


たぶんさっき私が財前君に『私、財前君みたいな人好きだよ』って言ったことだろう





「でも、財前君はそういう人じゃないでしょ？」





光「まぁそうですけ、部長はどうか分かりませんよ



　 あの人、案外勘違いしがちですから」






「へぇー」






部長か・・・・そっか財前君の事、部活の後輩って言ってたから財前君もテニス部なんだ・・・






その時、さっき曲がり角で見えた金髪と何かがつながった





「ねぇ財前君



　同じテニス部に





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　忍足謙也って人いない？」




光「え、なんでその名前を・・・」

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