私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】

１４話 ページ14

途中でこちらをチラッと見たが俺が口パクで『善哉が掛かっとるでと言ったら』


少し目をキラキラさせてすぐに視線を白石に戻した




キャラ崩壊してるで
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
貴方side



蔵ノ介君と喋ってると病室の外から




？「コラ！浮気か！死なすど！」という声が聞こえた



夫婦喧嘩かな？でも、死なすど！って・・・・大丈夫かな・・・




蔵ノ介君を見ると特に心配はしてなさそうで、少し苦笑いをしていた



「なんか今、すごい声が聞こえた気がしたけど・・・」




蔵「せ、せやな



　 ちょっと見てくるわ・・・」





そう言って病室を出た



なんで苦笑いなんだろ・・・



ただ私は？でしかなかった






「蔵ノ介君、なんかあったの？・・・・・」





なかなか帰ってこないから少し心配になって病室の外に出てみると



黒髪のピアスを付けた男の子と喋って行った



え、不良？蔵ノ介君大丈夫かな・・・ピアスといったら私のなかでは不良というイメージしかなかった





蔵「あ、Aちゃん・・・」




「その子知り合い？」





蔵「まぁ、部活の後輩や」





光「どうもっ」




そう言って浅くお辞儀をした




不良ではないっぽいけど





「なんかここで話すのも悪いから中に入る？」





蔵「あ、そうや！Aちゃんはベッドにおらんとアカン」




「少しぐらい大丈夫だよ



　そんなに体に害があるわけじゃないし」





まぁ、そんなこんなで病室に入ろうとすると遠くの周り角で


どこか懐かしく見覚えのある金髪が見えた



「？？？」



誰だっけ・‥‥思い出せない





すぐに考えるのをあきらめて病室に入った






「そう言えば君、名前は？」





光「財前光っス」





「財前くんね、私は三浪Aよろしくね・・・財前君は２年生？」




光「まぁ」






なんかインドア系かな？結構クールな感じだけど・・・




蔵「コイツ案外毒舌なんやで


　 先輩にも毒を吐くしなぁ・・・・まぁ、財前らしいけど」






「ｸｽｯ でもそういう人って馴染みやすいからいいんじゃない？」





すると二人は大きく目を見開いた




光「A先輩って案外変わってるんスね」





「そう？私、財前君みたいな人好きだよ」





蔵「！・・・・ﾎﾞｿｯ)財前だけずるいわ・・・」






蔵ノ介君なんて言ったんだろ・・・なにか言ってた気がしたけど


光「何すか？」



蔵「お、俺大槻にプリント届けに行ってくるわ」

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