私のヒーロー、君のヒーロー【白石蔵ノ介】 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:27,667 hit

１１話ページ11

目を開けると、相変わらず詰まらい天井

体を起こすと何も変わらない見慣れた景色、そしてほのかに香る薬品の匂い

ホントに周りは何も変わらない。だけど私の気持ちは変わった

何て言えばいいかわからないが、すごく晴れてるとでも言っておこう

友達とういう存在ができたことでホントに何もかもが楽しく見える

病室をでると、松葉づえをついた翼君(白石の友達)がこっちに手を振って来てた

ホントに夢じゃないよね・・・・

そう思い頬をつねるが

痛い・・・

翼「ｗｗｗ何やってんねん」←表記変えた友達→翼

「いや、夢かなって思って」

翼「んなわけないやろ

　 Aちゃんも案外天然だったりして」

天然・・・・天然水？ん？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
白石side

今日も空は青いなー・・・・・

などとさっきから見たら分かることをずっと頭の中で思っている

クラスの誰かが喋る声は雑音のように聞こえる

謙「おーい」

蔵「・・・・」

謙「おーい、白石ー」

すると、突然視界に謙也が入る

ヒヨコがおる・・・・

蔵「謙也の声も雑音に聞こえる・・・」

謙「なんでやねん！てか、授業中によそ見するなんて白石らしくないやん

　どないしたん？」

蔵「ホンマにどないしたんやろうな、俺は・・・

　友達になれた事に浮かれとんのかな・・・」

＿は？と謙也は状況が理解できてなさそうに言うが、まぁヘタレには分からんやろうな

このAちゃんと友達になれたほのかな嬉しさが

ガラ

小「蔵リン～お昼ご飯一緒にた・べ・ま・しょ(ｳﾌ」

ドアが思いっきり開き、あの二人がくる

ユ「コラ―！浮気か！死なすど！」

いや、死なせたらアカンて

謙「なんかうるさいのが来たな・・・」

ユ「うるさいとはなんや！俺は小春と愛を育んどんねん！ツッコミ派なのにボケに手を出したやつに言われたくないわ！」

謙「いや、長いわ！」

謙也がボケたところで財前にいじられるだけやろ・・・

小「この二人は置いといて行きましょ」

俺の手を引っ張って屋上に連れて行く

その後を猛スピードで追いかけてくる謙也とユウジが見える

二人とも同じ速さやん。浪速のスピードスターどうした

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

光「あ、やっときましたわ」

金「わい、ちゃんと皆が来るの待っとったんやで！」