夏に君は光のように輝く【桐嶋夏也】

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郁「A先輩、お久しぶりです」




めっちゃカッコよくなってる




「今日はどうしたの？わざわざ遠い所まで」







郁「兄貴に会いに・・・」







「生憎だけど夏也は今、出かけてるんだ」







郁「そうですか・・・」








そういって郁也は帰ろうとした







「せっかくここまで来たんだから


　夏也が帰ってくるまで、まってる？」







郁「でも、兄貴って嫉妬深いから


　 何言うか分からないよ」






確かに嫉妬深い・・・





「大丈夫だよ、その時は私がなんとかするから



　ほら、上がって」








郁「お邪魔しまーす」






「ｸｽｯ)兄弟ってホントに似るんだね」







郁「え？」






「夏也も初めてここに来たとき、郁也みたいに緊張してたよ」








郁「っ！・・・・別に緊張なんか・・・」







「そんなに意地はらなくてもいいのにｗｗ」






リビングに入ると郁也は一点だけを見つめていた





ホントに瓜二つだよ






郁「この写真、まだあったんですね」






「あぁ、それね



　上手に撮れたでしょ




　よかったら、印刷したの持って帰る？」








郁「・・・・いえ・・・・大丈夫です」







「そう・・・・はい麦茶」









郁「ありがとうございます」









「それにしても、郁也から会いに来るって珍しいね



　どうしたの？」








郁「大学の友達に兄貴のことを話したら『長い間会ってないなら、会いに行ったほうがいいよ』



　 ってしつこくて・・・」







「ｸｽｯ)その子はそうとう、郁也のことを大事に思ってるね」







郁「別に・・・・ただの水泳仲間ですよ」







「この話を夏也が聞いたら、喜ぶだろうなー」








郁「なんでですか？」








「だって夏也はそうとうなブラコンじゃん


　だから、郁也にもそういう友達が出来たこと結構嬉しがると思うよ」







郁「・・・そうかなぁ・・・・」

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