54杯目 ページ8
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彼は私の家まで送る車を呼んでくれていて
『家まで送ってあげれなくてごめん。このあと急に仕事が入ってしまって。』
そう申し訳無さそうに言い、
『またね』とそう言って彼とその日は別れた。
車に乗っている間、彼との2日間を回顧し私は余韻に浸っていた。
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自宅に着いて、彼にお礼の連絡をしようと思ったとき
彼と連絡を交換していなかったことに気づいた。
もし次に彼に会うとしたら金曜日か...
無意識に頭の中であと5日と思い浮かべてしまった。
ブルルブルル〜〜
携帯が鳴った
画面の表示には ”お店”と出ていた
夢はいつかは覚めるんだよ
と誰かに言われているようだった
「はい」
？「もしもし。明日の出勤なんだけどさ」
「はい」
？「20時に新宿のホテルになったから」
「分かりました」
？「じゃあよろしく」
一瞬で終わる電話
この仕事を始めたときから必要なこと以外は話さない
またいつもの日々が始まる
現実は変わらない
これまで感情を押し殺して毎日を過ごすことができていたのに
彼と一緒に時間をともにしたせいで
自分の感情のコントロールがうまくできない
明日が来るのが怖い
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続く (更新停止中)
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☆ - パート1のコメント欄に間違い4つ指摘したので直してもらえたら嬉しいです (2019年4月29日 18時) (
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作者名：akarinngo | 作成日時：2019年1月11日 3時
