キャラメルマキアートの恋２ K.N (ページ7)

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53杯目ページ7

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健人さんと話をすることに夢中になっていたら、気づいたらあっという間に時間が経っていた。

主には健人さんがずっと話していた。

会社のこと、一緒に働く人たちのこと、これから作りたいもの

彼の話はすべてがキラキラしていていた。

楽しそうに話す彼を横で見ていると

自分のいる世界との違いをつきつけられているような気になってしまいながら

自分とは違う彼を、ただ羨んでいた。

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『ごめん、気づいたら俺ばっかしゃべってた』

「全然そんなことないです！お話いろいろ聞けて嬉しいです』

『本当？そう思ってもらえてるならこっちも嬉しい。

でも、気づいたらもう夕方になっちゃってる。時間経つの早くない？！』

「本当、時間あっという間ですね。

大事な休日なのにこんな時間まで付き合わせてしまって申し訳ないです。」

『何言ってるの、それはこっちのセリフ。

俺が勝手に連れ回してしまって、こんな時間までごめんね』

「いやいや、貴重な経験たくさんさせてもらって

服も靴もいただいてしまって...もう感謝しかないです」

『俺こそ、この2日間俺に付き合ってくれてありがとう。

Aさんと一緒に過ごせて本当に楽しかった。

久しぶりに充実した休日だったよ」

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