42杯目 ページ45
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この場から逃げ出したくなった。
これ以上近づくことが怖い
ここから私は去って、
もとの生活に戻らないと。
席を立とうとした時、
『Aさん、ごめんね待たせてしまって』
彼が走って私の方に来た。
私は
去ろうとしていたことを誤魔化してしまった
「あ、全然大丈夫です。むしろお仕事あるのに私のせいですいません」
『もう、今日の仕事は終わり！日曜日だから本当は休みだったのに』
そういいながら、少しふてくされた顔をする彼
『あれ？なんか顔色悪い？大丈夫？』
私の顔をじっと見つめる彼の瞳が
今の私には痛い
「あ、いや、何にも！大丈夫です」
『そっか、それならよかった』
『外、天気いいし、ちょっと外お散歩しよっか』
そういって、彼に
外へと連れ出された
.
外は雲ひとつなく、
『天気いいね』と私に微笑む彼が太陽と同じくらい眩しい
彼がくれたヒールの音がやけに大きく聞こえる。
彼といると何故か
さっきまでの不安がなくなっていく。
そして
彼の隣はこんなに自分を明るくしてくれるのだと知った。
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akarinngo(プロフ) - ☆さん» 修正させていただきました。わざわざ伝えていただきありがとうございます (2019年11月12日 12時) (
レス) id: fde78b4ce1 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - 9杯目【と、少し恥ずかしいそうに】→「い」いらない、 30杯目【気にってくれた？】→気に入ってくれた、 38杯目【笑顔で手を降って】→振って、 40杯目【夜の仕事を初めて1年半】→始めて だと思います。 (2019年4月29日 18時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 更新楽しみにしてます！ (2016年11月13日 14時) (レス) id: 2ca0c5098b (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 展開がどうなるのか楽しみです！なんかいいですね！ (2016年4月7日 16時) (レス) id: 1dea7b7788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akarinngo | 作成日時：2016年2月21日 2時
