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１４ So ページ14
「……え？」
Aちゃんが目を見開いてびっくりしている。
そりゃびっくりするよな。
今まで話したことがなかった人に
急に教科書見せてなんて言われるんだから。
「忘れちゃったんだよね。
いつも置き勉してるのに。」
「あ、うん、いい…よ。」
「ありがとう。」
机を近づける。
…意識して、もらえてるだろうか。
そんなことを考えていたら、
Aちゃんと目があった。
「…松島くん、寝癖ついてるよ。」
「え、うそ！どのへん？」
「後ろ。ぴょんってなってる。」
「うわ、まじか…。ありがとう。」
恥ずかしい……。最悪だ。
「今日寝坊しちゃってさ。」
Aちゃんがくすくす笑っている。
…笑顔、かわいいなぁ。
出会った時から、君の笑顔が好きなんだよ。
ずっと、ずっと。
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作者名：Aika* | 作成日時：2017年7月11日 22時
