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keigo
Aの口から聞かされた思わぬ言葉。
日中、ふとした時に強い眠気に襲われること。
それは夜ちゃんと寝てても。
だいたいは眠いって感じる前に寝てしまうこと。
立ってても座ってても話してても踊ってても何してても。
それは2日徹夜してるのと同じくらいの眠気で、
普通は耐えることが出来ないみたい。
強い光が目に入ると同じように眠ってしまうこと。
感情が大きく動くと体の力が抜けてしまうこと。
『みんなにめっちゃ迷惑かけることになってまう。
ごめんなさい。始まったばっかりなのに。
こんな私、ここにいちゃあかんと思うんだよね。
大事な時期にほんまにごめんなさい。』
蓮「それは、治るの？」
『今の段階では、治す方法は、ないみたい。』
みんな息を飲んで言葉を聞き入れている。
『この間のリハーサルで倒れたのも、
ステージで強い光を見てしまったからなのね。
だから、これからも同じように
なってまうかもわからへん。
この病気が分かったんがリハーサルの段階で
よかったって思てるけど、まあ、良うないわなあ、
せやね。』
不安そうに俯きながら、自分を笑うようにして
しゃべり続けるA。
みんなはその姿を見ているだけで、
かけてあげる言葉も見つからなかった。
『私、居てええんかな。
ここに、居てええんかな、JO1に。』
純喜「居てええやろ、何ゆうてんねん」
重くどんよりとした最悪な空気の中、
声を出したのは純喜くんだった。
純喜「何1人で言ってんねん、、決めてんねん。(小声)
俺ら12人でJO1やろ？
俺らの物語は始まったばっかで、
俺ら合わさればできないことは無いやろ？
まだ何も分からへん。
とにかく、欠けちゃあかん。な？
ってちょ待って！泣かんといて、ちょちょ待ってや」
翔也「純喜くん泣かせたー！」
祥生「あーあーティッシュティッシュ！」
熱い男純喜くんが汗かくくらい熱い言葉をかけたら
沸騰したかのようにAから大粒の涙が出てきた。
景瑚「もー、純喜くんが熱すぎるから
A沸騰して涙出てもうたやん！」
「「「はははっ！」」」
『ごめんね、、ごめんね』
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作者名：acc. | 作成日時：2024年3月12日 0時
