佐 藤 く ん エ ピ ページ38
*
【女の子の日】
今日はライブのリハーサル。
一日中スタジオにこもります。
景瑚「ちょ、A、来て」
A「え？はい」
A「どうしたの？」
景瑚「A体調悪い？顔色悪いしずっとフラフラしてるの気づいてない？」
ラポネスタジオの荷物置き場のところに呼び出されたAちゃん。
A「あー、生理、なったからかな」
景瑚「え、大丈夫なの」
A「大丈夫！大丈夫！こんなの毎月乗り越えてるし！」
景瑚「いやでも、今日はゲネに近いから抜けれないよ？」
A「でも、薬飲んでるしお腹あっためてるから大丈夫！」
景瑚「ほんとに？、、もし無理くなったら呼んでね」
A「うん、ありがとうね」
そのままノンストップでゲネプロが始まりました。
A「はぁっ、はぁっ、、きつっ(小声)」
フォーメーションで一旦はけになった時にどっと疲れが出てしまうAちゃん。
景瑚「いける？マスク取ってみ」
A「え、うん」
景瑚「やばいよほんまに」
A「まだいけるから、」
景瑚「そのまだが怖いんだけど。限界までやる気でしょ」
A「ほら、いいから、来るよ！」
佐藤くんの心配もそっちのけで進むゲネプロ。
でもやっぱり無理で
A「はぁはぁはぁ、、、」
フラフラしてて目も虚ろになってきたころ
景瑚「すいません！Aがやばいっす！」
みんなも急に止まってびっくりしてます。
A「んぁ、大丈夫だから！続けてください」
景瑚「これのどこがやねん、抜けて休まな」
結局、佐藤くんに連れられ休むことになったAちゃん。
今日のゲネプロは一旦中止で、またの時にやることに。
各々休憩タイムやら振り確認やらの時間になりました。
A「も、止めなくてよかったのに！！」
景瑚「この顔みて誰が続けろなんて言えんだよ」
A「女はしょうがないの！いつも、乗り越えてるから、いいの、、だいじょ、ぶなの、、」
景瑚「ほら、大声出すから」
ふらつくAちゃんを支えながらしゃがませます。
景瑚「ほら、下まぶた真っ白。もういいから、体のために休ませてあげて？」
A「ん。」
景瑚「スタジオ戻るよ、うるさいかもだけどスタジオに居たいでしょ？」
A「ありがと、止めてくれて」
景瑚「ふふっ、Aは自分で止められないもんね？偉いから」
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作者名：acc. | 作成日時：2024年3月12日 0時
