Snow day. (ページ33)

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《深澤》

Aのことを追いかけて行くと着いた先は楽屋だった

A専用の。

A専用の楽屋には俺たちは基本入らないようにしてる。

てか入れない。

深「A〜？入ってもいい？」

『だめ。』

そう言うと部屋の奥の方へ行ってしまった。

深「そこまで行くと会話出来ないよ？」

『話したくない』

深「そっか〜。、、ふっかさん悲しいなあ」

そこから沈黙は続いた

けどAの体は正直なのか、

ソファに浅く座っていたけどだんだん姿勢が崩れて行った

痺れを切らして俺は楽屋に入った

深「ごめんねA。もう見てられない。

支えさせて？辛いでしょ？」

『やっ、、違う。離れて！』

俺を押そうとするも力が全く入ってなくて、フラフラ。

深「もうフラフラだから。

1回横になろ？落ち着こう？」

ちょっと暴れるように抵抗するA

どうしたんだろう。

『だめなのっ、、出なくちゃいけないのっ、、

やるのっ、、』

うわ言の様に言葉を発している

深「大丈夫だから。

うんうん、もうAは充分頑張ったよ？

だからさ、一旦体温測ろ？」

背中を摩るも、副反応の熱のせいかすごく熱い。

深「おぉ、38.5℃か。辛かったね。」

『ううん、まだやるの。

できるから。、、、やらせて、よ、、(涙)』

深「大丈夫だよ。Aはもう充分頑張ってる。

俺たち支えるから、一緒にやろう？けど今は休もう？」

『、、、(涙)』

涙を流しながら、自分の考えをゆっくり伝えてくれた

🦻🏻『ちゃんとやろうとするけど、体が追いつかない。』

深「(頷く)」

深🦻🏻「けどさっき頑張れてたよ？」

🦻🏻『それは、まだまだ。いつもと違う。』

Aとそれから10分くらい手話と声を混じえて話した。

けどもうそろそろAの体を休めてあげないと辛そう。

体が前後に揺れていて体もすごく熱い

横にしようとするもAは抵抗する。

それを半ば強引に横にする。

深「大丈夫だから。今だけ。ね？今だけ」

ゆっくりAのお腹を優しく叩くと、

体は正直だから、ゆっくり目を閉じた。

そこから寝息が聞こえるようになると、

そっと補聴器を外した

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