僕らブラザー ページ31
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《阿部》
今日はスノラボ北海道公演
ちなみに翔太の誕生日ね。
なんだけど、今日はスケジュールの都合で、
Aが前日に新型ウイルスのワクチン接種に。
若い人ほど副反応が酷くて辛いみたいだし、Aも心配。
そろそろ会場に着くはずだなと思い、下に迎えに行く
ちなみに送迎は二つに分かれてて、俺は先に
照と翔太と舘さんと康二とラウールと一緒に着いた。
俺たちが着いて15分後くらいかな、ホテルから残りのみんなを乗せたバスがやってきた
目「あれ、阿部ちゃん。迎えに来てくれたの?」
阿「ふふ(笑)まあね」
目「あ、A?」
阿「まあ、気になるよね」
目「ちょっとしんどそうかも。触れて欲しくなさそうだったから何もしてないけど」
阿「そっかそっか。フォローは必要って感じだね。」
Aが体調不良でちょっと不機嫌なときは変わらず無理に構うことはしない。ストレスになっちゃうかもしれないしね。
深「っ、おっと!大丈夫か?」
車から出て数歩歩いた時、後ろにいたふっかに向かって仰向けでよろけたA
『あ、、ごめん』
深「ん。一緒に楽屋まで行こう。」
『、、、』
ほらやっぱり不機嫌だ(笑)
楽屋について、それぞれが定位置に荷物を置いてそれぞれのことをしだした
向「なあ誰かスプレー忘れてもうたから貸してくれへん?」
岩「あ、康二、いいよ貸す」
向「ありがと照兄!」
ラ「しょっぴー、お誕生日おめでとう!」
渡「あ、ラウールありがとう(笑)」
ラ「何照れてんの?」
渡「そりゃ間近で言われたら照れるだろうがよ!」
ラ「素直じゃないんだから〜もう〜」
みんなそれぞれ、テレビで見るような絡みが楽屋の中でも見られたところで、俺は1人気になる人の元へ。
阿🦻🏻「A?ワクチンどうだった?」
机に突っ伏してるAの方を叩いて起こさせながら手話を交えて言った。
ちょっと唐突すぎたかなと後悔したけど、伝わりやすいからまあいいか。
『阿部ちゃん、大丈夫だよ。いつもと変わらないし。』
阿「そっかそっか。でも無理しないでね、いつでも頼っていいから。」
そう言うと再び机に戻ってしまった
そんなやり取りを遠くから見ていたふっかが何やら俺にこそっと言った
深「Aね、送迎の時すんごい辛そうだったんだよね。隣で肩貸してやったんだけど結構体熱かったし。」
阿「それほんと?!じゃあ無理してるってことじゃん、、、」
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sayu - とてもいいお話で感動しました!これからも体調に気をつけて頑張ってください。応援しています!! (2023年2月26日 11時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:acc. | 作成日時:2022年10月9日 22時