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苦手なこと ページ9

*

《岩本》


本日はゲネプロ。


本番同様に流れを確認する

そんな時起こった一コマ。




深「大丈夫大丈夫。」
優しい声で声をかけるふっか。

佐「だいじょーぶだから一緒に深呼吸しよ」
持ち前の明るさで励ます佐久間

目「、、、」
無言で、でも優しさに溢れた表情で背中をさする目黒。



みんなの輪の中にいたのは

『んっ、、はぁはぁ、、、』
過呼吸になってしまったAだ。





事の発端はと言うと


ゲネプロで、アイアーチに実際に登って踊ってみようってなったときのことだった

最初は普通にオレンジKiss歌えてたし踊れてたからみんな何も感じなかった。


だが2番に差し掛かった時だった


『んっ、、、!』


すれ違いで目が合ったAが急に苦しそうな顔をしてしゃがみこんだ


もちろん急すぎて焦る俺。

岩「A?!A?どうした大丈夫か?」

しゃがみこんでいるAの隣に小さくしゃがみ、顔を覗く。


宮「なに?どうした?」

あの高さであの狭さだからメンバーだけはすぐに気づいた。

そのせいか、スタッフさんは気づかず音楽と、ステージの移動は止まらない。




佐「すいません、音止めてください!」

佐久間がマイク越しでそう言ってくれくれたけど、目の前のAの状態変わらない


岩「大丈夫だよ、俺の目見れる?」

そう言ってみるものの、目は虚ろで焦点が合わない




岩「(トントン)」
岩🦻🏻「聞こえる?」

深「いや、いまは無理だ!」



スタッフさんにより、ステージの動きが止まり、自力で降りられる高さまで下がってきた

『はぁはぁはぁ、、』


その間もラウに背中をさすられてぐったりもした様子のA


ス「何?!どうしたの?」

岩「いや、Aが!!」




そのまま裏に運び、地面に座らせる

岩「大丈夫大丈夫。」

何が大丈夫かも分からぬまま、ただただAの背中をさすることしか出来なかった



『、、はぁ、、はぁ、、も、だいじょぶ』

岩「ほんとに?むりしてない?」

🦻🏻『大丈夫』


今言葉では伝えられないと思ったのか、手話で伝えてきた

岩「信じていいの?」

『(頷く)』

岩「ん。わかったよ。水のみな?」


今はゲネプロを止めているためメンバーもスタッフもみんなAのことを囲む

ス「Aちゃん出来る?まだ続くけど」


『いy、、、出来ます。やる』

深「ほんとに?」

『うん大丈夫』


Aがこのことに着いて触れたのはスノラボの初日が終わってからの事だった





*

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sayu - とてもいいお話で感動しました!これからも体調に気をつけて頑張ってください。応援しています!! (2023年2月26日 11時) (レス) @page50 id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:acc. | 作成日時:2022年10月9日 22時

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