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あれは8歳。
近所に住んでた「岩橋玄樹」っていう男の子が好きだった。
よく神宮寺と岩橋くんと3人で遊んでた。
ある日、岩橋くんは私に言った。
岩「ボクね、アメリカに行くことになったの。」
「アメリカ？どこなの？」
岩「海こえたところ。」
アメリカなんて知らなかった。
その時岩橋くんは
岩「ボクねAちゃんがスキ。」
そう言ってくれた。
岩「アメリカから帰ってきたらボクの女の子になってください。」
岩橋くんはそう続けた。
「約束ね。それまで待ってるね。」
私はそう返した。
そして彼がアメリカにいく日、
岩橋くんは別れ際に私を見て
キスをした。
岩「スキの印。」
「印？」
岩「シールだと思ってればいいよ。」
「岩橋くんのシール…」
別れは凄く淋しいものだった。
あれから岩橋くんの事は何も分からない。
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作者名：絢佳 | 作成日時：2015年12月29日 18時
