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唇が何度も交わり合う
「んっ、んっ」
「チュッ…ん、上手。Aはいい子だね」
耳もとで甘ったるい声で囁かれる。
恥ずかしさと気持ちよさで身体中が火照ってしまう。
「あ、そうだ」
「?」
五条先輩はアイマスクを外し、その綺麗な瞳をこちらへ向ける。
そこで視界が途切れた。
「?!えっ、何っ、怖い」
外したアイマスクで目隠しをされたのだと気が付いた。
「ククッ、ビクビクして可愛いね」
「せ、先輩?」
「さっきから思ってたんだけどさ、もしかして耳弱い?」
「えっ…い、いや、そんな事ないデス…ヨ」
バレバレの嘘をつく。
「え〜ほんとかなぁ、試してもいい?」
「ゔっ…い…はい」
そんな事ないと啖呵を切ってしまった手前、断れるはずがなかった。
「じゃ、試すね〜。あ、もし嘘ついてたら君を【ピーー】して【ピーーー】して【ピーーー】しまくるから」
さらりと付け加えられたえげつない発言に恐怖し、やっぱり謝ろうとした時には既に手遅れだった。
くちゅ…ちゅっ…
耳に舌の這う音、その感覚、体温、全てが身体に響く。視界を目隠しで奪われて、他の感覚が敏感になっているようだ。
両手は先輩に固定されていて、完全に逃げ場が無くなっていた。
「うひゃあ!…っあのっ…せんぱっ」
「もうギブ?やっぱ嘘だったのかなあ」
「目隠し…はずひてくらは…」
「呂律回らなくなっちゃった?耳でこれって、もっと先のことしたらどうなっちゃうんだろうね?」
そんなこと考えたくない、そんなの絶対壊れるに決まってる。
今でさえ、私の頭を壊すには十分すぎる刺激だから。
「せんぱいの、、かお、みて…ぎゅってしたい、れす」
「っ〜〜〜〜絶対足腰立たなくしてやる…」
再び目が合い、五条先輩は私に覆いかぶさった。
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コンナハズジャナカッタ
大丈夫これ?
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かと - 主さんの小説めっちゃ好きです!更新待ってます! (2021年2月15日 21時) (レス) id: bc5b76fc72 (このIDを非表示/違反報告)
クソ夢豚(17)(プロフ) - 深海ラブカさん» うわぁぁぁ最高の褒め言葉ありがとうございますっ!!!絵も触れて頂いて嬉しいです! (2021年1月27日 2時) (レス) id: fe7a660497 (このIDを非表示/違反報告)
深海ラブカ - くっ…!主さんの絵柄が好みすぎる+絵が上手すぎる+作品が最高すぎる件についてぇぇぇぇ!!! (2021年1月18日 15時) (レス) id: 90dfd64d5c (このIDを非表示/違反報告)
クソ夢豚(17)(プロフ) - cluさん» わわわ、応援ありがとうございます!!もう、本当に嬉しいです。待たせてしまって申し訳ないです…clu様もお身体にお気を付けて下さいm(_ _)m (2021年1月10日 2時) (レス) id: fe7a660497 (このIDを非表示/違反報告)
clu - お久しぶりです、こうして復帰してくれてとても嬉しいです!ずっと待っていました!更新も暇のある時、又は更新しようと思った時にしてくれると嬉しいです。これからもずっと応援しています、お身体に気を付けてお過ごしくださいね! (2021年1月8日 11時) (レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クソ夢豚(17) | 作成日時:2020年10月30日 4時