じゅじゅたんぺん【呪術廻戦】【短編集】

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※絡み強め
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｢んっ…はっ…ほら、口じゃなくて、鼻で息を吸わないと｣

塞がれちゃうだろう

｢はぁ…んん！？ちょっ、まっ、んっ…ふぁ…っは｣

舌が絡み合い、脳みそが蕩けていく。

( もう無理 )

苦しくて逃げようとした時、余計深くまで舌を入れられ逃げられない様にされた。

両手で耳を塞がれて、水音が身体中に響く。

｢ｯぷはぁっ…はぁ…はっ…｣

｢っはぁ、今日はいつになく逃げ腰だね…私から逃げちゃダメだよ？｣
｢んっ、｣

布団に倒れ込んだ。


｢昼間話していたことなんだけど、｣
｢ん？｣

甘いひと時を過した後2人で布団に入って、本当に眠りにつこうとした時に傑が口を開いた。

｢花、私の好きな花の話さ｣
｢あぁ｣

｢忘れちゃったのかい？｣

すっかり忘れていた。

｢やっぱり私は花の好みが分からなくて、君にあげるならどんな花がいいか考えたんだ｣

｢へぇ、どんな花？｣

｢莢迷の花｣
｢がま…ずみ？｣

聞いた事のない花だった。

｢薔薇やパンジーだとベタ過ぎるからね、これでも色々調べたんだよ｣

｢落葉低木で、白くて品のある花が咲くんだって｣

｢へぇ〜〜｣

｢これもダメだったかな？｣

まだ熱が残った目でこっちを見る。

｢ううん、傑が選んでくれたなら、、何だって嬉しいよ｣

｢そうか、それは良かった｣

元々花に詳しくなかったから、
当然その花の花言葉なんて知らなかった。

｢じゃあ、私もその花傑に送るよ｣


傑はその鋭い目を丸くした


｢ははっ、参ったな｣


手向けの香華(完)


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莢迷の花言葉｢愛は死より強し｣
いや、お花のチョイスよ。色々思い昂って書きなぐりました。

57位ありがとうございます。
お気に入り、評価も沢山ありがとうございます。

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