作る私と着る慎 3

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慎side 2022/12





壱馬「疲れてんのか？」



慎「違います、妬いてるんです
小さい男なんです」



壱馬「ふは 原因はAか」



慎「そうです」



樹「翔平は何で落ちてんの」



翔平「なんでもない」



陣「ここにもおんねんけど」



健太「まこっちゃん、しょへ、
迎え行こう」



慎「無理っすよ
もう帰るってLINE来てました」



力矢「…何が起きてるんだw」



慎「今日A同級生の
結婚式なんすよ

健太さんとしょへが
片想いしてる2人も一緒に」



翔平「言うなよバカやろう」



樹「一目惚れ？」



翔平「うん、刺さった」



北人「ズキュン♡」



健太「まこっちゃん、
ライバル多いんだからバラさないで」



慎「すみません」



陣「ほんなら
早く終わらせて帰ろか」





［ コンコン ］





「「失礼します」」



山彰「あれ、どうしました？」



「すみません、明日早いので
準備させてください
チーフマネさんに許可取ってます」



陣「あ、聞いてます！
どーぞどーぞ」





演出家さんたちが機材運んできて
その中に加藤さんもいた



警戒したけど
こっちはこっちで仕事してて
ガン見されたけど
特に何もなく出て行った



俺には何してもいいけど
Aに手出したら許さない



仕事を終えて急いで帰ろうと思ったら
階段が使えずエレベーターの順番待ち



この少しの時間ですら早く帰って
Aに会いたいのになぁ



まだスタジオに残ってるメンバー以外の
年下組の壱馬さん翔吾さん翔平で
順番待ちしてやっと回ってきた



しょへがドア閉めるボタン押したとき





「エレベーター待ってください！」




翔平「はいはいはい！」




閉まりかけたドアが開いて
姿が見えてきた声の主



危ない！





香「キャ！」
慎「っわ」





バランス崩しながら
最前列の俺めがけて
飛び込んでくる香さん



咄嗟に出た手が
香さんの体を受け止めて
しっかり感じる衝撃



最悪

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