作る私と着る慎 3

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慎side 2022/12




慎「これから気まずくならないように
してくださいよ」



健太「うん」



翔平「健太さん、お持ち帰りですか？」



健太「家送る。
まだ彼氏と別れてないから」



翔平「ですよねー」



慎「ちゃんと家送ってくださいね」



健太「うん
2人ともー、タクシーきたー」



「「はーい」」





4人は2組に分かれて
タクシーに乗って帰って行ったっぽい



これは、近々いい報告が聞けそう
こんな上手くいくとは思わなかったけど





A「まこー」



慎「ん？」



A「誕生日行きたいところ決まった」



慎「どこ？」



A「映画」



慎「え、旅行とかでもいんだよ？」



A「んーん
まこと行ったことないからいーの」



慎「Aがいいなら、いいけど」



A「決まりね！
久しぶりのデート楽しみ」





確かに…
映画ですら一緒に行ったことないわ



映画見る時間ぐらいあったのに
そっか…気づいてなかった…





慎「映画なら当日行けそうだから
夜準備して待ってて」



A「無理しなくていいよー」





洗濯物畳みながら話してて
視線がこっちに向かないから
服掴もうとしてる手を握った



こんなの良くない
我慢ばっかりさせて
俺の生活のお手伝いさんみたいになってる





慎「A？
それぐらい言っていんだよ？
重いとか思わないよ？

てか、わがままだと思ってるでしょ
全然だからね？」



A「うん、じゃあ当日で」



慎「無理そうなら連絡するから
デートしよう」





我慢する彼女に
わがまま言わせる講習会あれば行きたいな

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