17人中４番目

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北人side 2022/6





A「冷酒お願いしまーす」


樹「飲み過ぎたらまた浮腫むよ」


A「容赦ない樹も好き」


陣「なんでその答えになんねん」


A「遠慮なく言ってくれる
存在貴重だもん」


北人「Aちゃん
明日朝早いからね？」


A「これ飲んだら終わりにするよ」





ドラマの撮影があるから
明日俺とAちゃんは別行動


早朝に都内に戻らないといけないから
盛り上がるメンバーを置いて
2人で先にホテルに戻ってきた





A「5時半出発だよね？」


北人「うん、起きれる？」


A「…不安でしかないから
北ちゃんの部屋で寝ていい？」


北人「その方が俺も安心w」


A「シャワーしたら部屋行くね」





Aちゃんは普段完璧人間なのに
朝が絶望的に弱い


弱いというか
爆音のアラームでも聞こえないらしい


マネージャーに
俺の部屋で寝ることを連絡しておいて


荷物全部持ったAちゃんが来た





北人「どうぞ」


A「お邪魔しまーす」


北人「もう寝れる？」


A「寝れる、おやすみ〜」


北人「おやすみ」





ふふ、もう寝てる、かわいい


2つ年上だけど
20歳超えたら年齢なんて関係ない


女の子は女の子


でもパフォーマンスは
男の中に入っても負けない


もう出会った時から有名人で
同じグループになった時は
心強い存在だった


VBAのときダンス初心者の俺は
周りとの差を実感して焦ってた


そんな時アシスタントとして来たのが
当時EXPG東京校の特待生だった
Aちゃん


レッスンが終わっても
スタジオが使える時間の
ギリギリまで練習してたとき





［ ガチャ ］


A「ふふ、やってるね〜」


北人「お疲れ様です」


A「焦ってるでしょ？」


北人「僕だけ遅れてるので…
周りにも迷惑かけてるし…」


A「はい、深呼吸して！」


北人「え？…スーハー」


A「焦らないで
1つ1つ出来ること増やしていこ！」


北人「え？」


A「どうせやるなら楽しくやろう！」





初心者の俺に分かりやすく
楽しくレッスンしてくれて


その日以降
毎日顔出してくれて
小さいことでも褒めてくれて
自信ついて


結果、最終審査に合格した


俺が今ランペのボーカルとして
活動できてるのは
Aちゃんのおかげ


間違いなく俺の人生の恩人


(…たまにポンコツだけど)

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