壱馬の声を聴かせたい 3

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Aside 2023/7





時間が経ち、お酒も進み
やっと私たちの話題から話がそれて



壱馬はゲーム組と真剣にゲーム中



私は健太さん山彰さんの
年上2人に捕まり
逃げ場のない質問タイム





健太「俺のおすすめどお？
外れなかったっしょ」



A「うん」



山彰「で、どうよ
恋人になった感想は」



A「なんか…
私ばっかり支えられてて
壱馬の悩みとか相談とか
言われたことないから

付き合ってるメリットを
感じてるのかが疑問、ですかね…」



山彰「壱馬が自分で解決してく
タイプなの知ってるやろ

相談しないんじゃなくて
まだ他人に相談するタイミングが
来てないだけや、心配すんな」



健太「話し出してくれるの
待つだけじゃなくて
時々発散させてあげればいいんだよ」



A「どーやって？」



健太「身体があるじゃん」



A「ねぇ
ふざけないでくださいよ」



山彰「ふざけてないって
恋人なんやから
なんの問題もないやろ

それに、結構大事なことだと思うけど？
彼女にしかできないんだよ？」



A「…確かに
私以外に行かれたら困る」



健太「壱馬は
そんなことできない男だから
Aちゃんしかいないんだって」



A「…付き合い始めて
どれぐらいからするもんなの？」



山彰「日数なんて関係ない

それに付き合う前から
際どいことたくさんして
ほぼ恋人関係できあがってたやろ」



健太「てか、俺びっくりなんだけど

付き合う前から一緒に寝てたら
すんなり次行けるじゃん

今のAちゃんの反応からすると
君たちまだだよね？
壱馬すごいわ」



A「すごいの？」



「「すごい」」





まーた適当なこと言ってるって
軽い気持ちで聞いてたのに



終始真顔で真剣に話す2人のせいで
そうなのかも、とまに受ける私




山彰「噂をすれば」





山彰さんの視線は私の後ろで
振り返ると壱馬がこっちに向かって
近づいてきてた



私の隣座って
腰に巻きつく壱馬の腕





壱馬「兄さんたちに何吹き込まれてたん？」

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