作る私と着る慎 6

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慎side 2023/9





A📞「もしもし」



慎📞「今大丈夫？」



A📞「うん
ちなみに、元気だし仕事は順調」



慎📞「ん、よかった
忙しそうだから簡単に言うね

、、、

今日来た手紙と一緒に入ってた
写真で脅してきてる」



A📞「そんなことになってたんだ

どーするの？
今日はカフェ行くの？」



慎📞「行かない
だから、最悪、熱愛出るかも」



A📞「わかったよ
まこが危ない目に遭わない限り
どうなってもいい

わざわざ世に私が彼女だって
知らせてくれるんでしょ」



慎📞「ふふ、そう」





Aの耳に入れようか迷ったけど
あとで知ったら怒るだろうし



肝座ってるから
動じないだろうな、と思って
電話したら



予想どおり過ぎて
電話切ったあと
ニヤけずにはいられなかった



メンバーにも知らせておかないと
と思ってグループLINEに
長文送ったら



『近い将来エンタメ盛り上がるな』



『俺らが持ってるラブラブネタ
そろそろ世に出していいって
ことだよね』



『Aも俺らの仲間だから
一緒に守るよ、なんでも言って』





熱愛でたら
グループのイメージダウンや
売り上げに影響出るのに



誰1人そんなこと言わず
むしろノリノリな最強応援団



彼女といい
メンバーといい
いい人たちに出会えたなぁ



事務所に向かうタクシーの中で
ニヤけてたら



話しかけてくるタイプの運転手で
『いいことあったのかい』って…





慎「よくないことが
周りに支えられて
いいことになりそうなんです」





『よく分からないけど頑張って』って
タクシーのおじちゃんにも
背中押されたから



俺らの味方は思ってるより
多いのかもしれない

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