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壱馬side 2022/11
最悪、引かれたら仕方ない
そう思いながら
友達へのレベルアップを交渉してみた
玲於さんの気持ち知ってから
ゆっくりしてらんないことに気づいて
少しでも早く
何でも打ち解けられるような
頼られる存在になりたい
不器用な俺やけど
アタックすることに抵抗ないのが武器
A「よろしくね、ふふ」
壱馬「友達の時は��壱馬��な？」
A「いきなり呼び捨てかぁ」
壱馬「タメなんやし、ええやろ」
A「かずま…
ふふ ちょっと照れる」
壱馬「ふふ
Aは次何飲む？」
A「紹興酒」
友達1発目の乾杯は紹興酒という
のんべーの俺らに相応しい乾杯になった
A「それ食べたい」
壱馬「辛いけど、いける？」
A「うん」
ここ、行きつけで
激辛好きなの知ってる店長が
俺用の激辛裏メニュー作ってくれて
今Aが食べようとしてるのは
そのうちの1品
壱馬「少しにしとき
…あ！多いて」
A「ん〜美味しい」
壱馬「え？辛いやろ？」
A「友達の壱馬に
私のこと教えてあげる
「店名」の最高辛いラーメンいける
激辛好きなんだよね実は、へへ」
壱馬「それ、マジで言うてる？」
A「うん
だから、食べれないほど辛い料理に
出会いたい気持ちすごい分かる」
友達になった途端
すごいカミングアウトやん
それから激辛裏メニューを
追加で頼んで完食
壱馬「「店名」は行ったことある？」
A「激辛有名だよね
行ってみたいけど行けてない」
壱馬「次行こう？俺も食べたい」
A「1人で勝手に行くの
なしだよ？」
壱馬「壱馬くんでも壱馬でも
約束は守る男やで」
A「ふふ そーだった」
激辛好きを知れて
次の約束もできて
いいスタートを切れた気がする
A「ごちそうさまでした」
壱馬「いいえ」
店出て階段降りてたら
後ろの気配が遠ざかった
隠れ家的な店で
狭い階段登った2階にあるから
降りる時怖いんかな
壱馬「大丈夫？」
A「壱馬、手貸して」
壱馬「怖い？
ごめん、降りづらかったな」
A「恥ずかしいんだけど
暗い階段トラウマで、、、」
理由聞いたら酷い経験してて
そら、トラウマなるわ
俺の手しっかり目にギュッと握ってて
そんな姿をかわいいと思ってごめんな
ここまた連れて来よ
絶対手繋げるスポット
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作者名：riku推し
| 作成日時：2022年8月24日 0時
