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壱馬side 2022/11
大御所さんとコラボさせていただく
歌番組当日
ジェネさんと楽屋が隣で
全員で挨拶行ったあと
他の共演者とも挨拶して
リハまで自由時間
俺は台本開いてセリフ入れて
Aちゃんは…あれ？
北人「さっき出ていった」
壱馬「俺まだ何も言うてないけど
そんなわかりやすい？」
北人「(あれ？
俺の大好きなAちゃん
おらんやん…)って顔してた」
壱馬「そんなに？」
北人「そんなに」
台本から顔あげて
楽屋を見渡してたら
何も言ってないのに
横の北人に心の中読まれて
…いや、表情読まれて見事的中
廊下探してると隼さんに捕まってて
『壱馬』と呼ばれ俺も捕まった
隼「どーなのー最近
マネージャー優秀だから
仕事も順調なんじゃないのー」
壱馬「Aちゃんのおかげで、はい」
隼「え、ちゃん？
同い年だよね？A"ちゃん"？」
壱馬「そお、ですね…ね？」
A「うん、別にいいじゃん
うるさいなぁ
壱馬くん、もう行こう」
隼「うるさくねーだろー
あれ、待って？壱馬"くん"？」
A「もういい
うるさいうるさい」
隼「ははは
マネだけど俺に気使わないで
『うるさい』とか言ってくれる感じ
懐かしくて嬉しい」
壱馬「ふふふ
すみません、もらっちゃって」
隼「マウント取らないでよー
ずるいよー返してよー」
A「私はものじゃない！
壱馬くん行こ
隼またね、痛風気をつけて」
隼「"ツン"だけかと思いきや
体調気遣う"デレ"がまた
いいんだよねー
使い分けがうまいんだよねー」
最後は隼さんを無視して
歩き出したから
俺は置いてけぼり
隼さんに
『これ通常運転だから心配しないで』
と俺の背中をポンと叩きながら言われ
人生の半分より長い時間を過ごしてる
2人の仲の良さがただただ羨ましかった
本番を迎え
自曲もコラボも全部うまくいった
仕事取ってきてくれた
Aちゃんから
『素敵だった』と喜んでもらえて
ファンの反応も良く
トレンド1位だったと知り
家帰って
気持ちよく寝れそう、と
ふわふわしている俺
玲於さんが
動き出しているとは知らずに…
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作者名：riku推し
| 作成日時：2022年8月24日 0時
