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壱馬side 2022/11
壱馬「俺先行って
エレベーター押してくるなっ！」
今、局内を走って
エレベーターのボタン連打
『最悪車で着替えよう』の
最悪が起こってる
女優さん到着の時点で1時間押して
泣く演技で全然泣けなくて
何テイクも重ねたから結局2時間押し
確実に、今日じゃなかった…
今日じゃなかったよ、女優さん…
エレベーター乗って
息整えてるAちゃん、ふふ
壱馬「運動不足やな」
A「あなたたちと
比べないでください」
壱馬「ふはは、それにしてもやろ」
A「もう、26だからね
壱馬くんより上だから仕方ない」
壱馬「ふっ、半年だけな」
笑ってたのもここまで
順調に降りてたのに
1階1階止まるようになり
せっかち発動してる俺を横目で見て
『ふふふ』って…笑うなっ
エレベーター降りて
走りながらすれ違う人に挨拶して
やっと着いた移動車
A「きっつ…」
壱馬「俺、移動中着替えるから
先乗って着替えて？
外で待ってるな」
覗き疑われないように外向いて待って
少ししたらドア開いて
Aちゃんが降りてきた
…おぉ
壱馬「大人っぽい」
A「外見だけでも
大人っぽく見えてるならいいね」
『いいね』どころちゃうで
普段スカート履かないから
見慣れないのか…
単純にキレイなのか…
とりあえず
初めて見る大人っぽい姿に
目奪われたのは間違いない
A「出発しまーす」
壱馬「間に合いますように」
女性のいる車内でズボン脱ぐのは
どうかなと思うけど
緊急事態やし
俺らのパンツ姿なんて
見慣れてるだろうから
お構いなく着替えて準備完了
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作者名：riku推し
| 作成日時：2022年8月24日 0時
