その男、非・人間

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そうだ！


聞きたかったこと全部聞いちゃえば


いいんだ！


「ねえ、なんで


佑亮と拓弥君は


ここにいるの？」


そしたら、佑亮がキョトンとして


聞いてきた


「あれ、拓弥から聞いてないの？


僕達は、純血の人を探してるんだよ


ね、拓弥！」


ぱあっと明るい顔をして


拓弥の方を向くから


拓弥ははぁっとため息をついた


そんなに説明すんの


めんどくさいのかよ


『ああ、そうだよ』


え、てかさ


「純血の人って、なn......」


《キーンコーンカーンコーン》


校舎中に響き渡る


学校のチャイム


「あ、行かなきゃ」


そう言ってクラスめがけて


走る。


純血の人については聞けずじまいで


3時限目が始まった


古文か


嫌いだわ


うん、寝よう


ということで


３時限目は、スキップ！





・





おまけ


拓弥side


なんだよこいつ


俺の横でぐっすり寝やがって


「うーん、ケーキ......」


は？ケーキ


呑気過ぎるわ


バーカ


「チョコレート......」


お菓子そんな食いてーのかよ


「アイス......」


あっそ、夢見とけ


「ザッハトルテ......


オペラ......


フォンダンショコラ......」


なんだなんだ？


今度はチョコレートケーキ攻めか？


無駄に知ってるな






ちゃんちゃん


おまけおしまい

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