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36話 ページ38

Aside

ママにお手伝いを頼まれて三日目




頼まれた日の夜、四人で話した事を思い出す

「まずいよ、疑われてるってことだよね?!何かバレて…?」

エマが焦ったように声を上げる

「落ち着け、敵の立場で考えてみ」

「敵の立場?」

「どの子供にも反応はない。ならまず年長者(オレたち)を疑う。ビビるこたァねぇ」

「油断は禁物だけし、これまで以上に用心はすべきだけど大丈夫。
何も掴まれていない。」

『ボロを出しちゃダメ。出してしまえばママの思う壼』


ボロを出さない。今できるのはこれだけ…





「____にしてもウゼェな。これで三日目。
食料庫の整理。予備リネンの点検。空き部屋の片付け。」

レイの愚痴に耳を傾けながら考える

"どうでもいい仕事"ばかり、それも昼間の自由時間に…

時間は有限、焦らせてボロを出させる作戦?
でも、ママはそんな効率の悪いことする…?

ボロを出させるだけならもっと他に方法はある…
ママの目的は"ボロを出させる"だけじゃない…?

いや、目的は"ボロを出させる"以外なのかもしれない…

なら、何__

「あーー!遊びてぇーー!」


私の思考を断ち切るようにドンは叫ぶ


「ねぇ、なんで俺らだけ!!?なんの罰ゲーム?!何か悪いことした?俺達!」

ごめんね…ドン、ギルダ……



「ドン、ちょっとこっち。手貸して」

「えー。」

「ほら早く!」


ギルダとドンが階段を下り、いなくなるのを確認する



「……」

「やっぱり、発信機(アレ)をどうにかしないと脱走は不可能だ」

ノーマンの声にコクリとうなづく

「でもどうやって…あれから体中探したけど、埋められた跡なんてどこにもなかったよ」

「服や靴にもね___レイ」

「人間の科学技術の常識から考えればおそらく電波を使った発信機。

でもそれは内部に電池がいる、消費も早い。
ちょっと計算してみたけど、

電池寿命が10年以上で手術痕が残らないほど超小型
2015年当時じゃ多分実現不可能(フィクション)の代物」

「つまり?」

『仕組みを予想して、場所や壊し方を特定するのは難しい…か…』



発信機…なかなか厄介なものを……



「まして、鬼独自の技術ならお手上げだ」

「確かに、鬼独自の技術の可能性も…むしろその方が…」


「え…?詰んでない?」

「『詰んでる』」

「ダメじゃん!!」


「___いや」

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T0k0(プロフ) - やばい…!好きなもの尽くしで最初見たとき本当にびっくりしました…!更新頑張ってください!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 8cc7ae63b4 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - ドラゴンさん» コメントありがとうございます!このコメントによりモチベが一気に上がったのでまた更新頑張ろうと思います!ありがとうございます!! (2019年3月10日 15時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い!更新頑張ってください! (2019年3月10日 14時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - 白桜姫さん» これからも更新頑張ろうと思います!ありがとうございました!これからも是非暇な時にでも見て行ってください。((長文失礼しました (2019年3月9日 23時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - 白桜姫さん» コメント、ご指摘ありがとうございます!!そして、非公開になってましたすいません!!まさか非公開のボタンを間違えて押してしまっていたなんて…()本当に申し訳ない…まぁ、それはさて置きコメント本当にありがとうございます!コメントでモチベが一気に上がりました (2019年3月9日 23時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無名作者 | 作成日時:2019年3月1日 20時

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