13話 ページ14
Aside
ダッダッダッ
ただひたすらに地面を蹴る
ここは農園。私達は食料。ママは敵。外には鬼。
どうすれば…？！
ガッ、ズシャッ
「エマ！」
『…っ！』
「「鬼」はッ…想像以上の生き物で……みんなは…里子に……」
息を切らしながらエマは言う
「ママは…いつもの優しいママだよね…さっきの子…コニー…じゃなかったよね？」
エマの信じたくない、そんな訴え
ノーマンと視線を合わせコクッと頷く
「あれはコニーだった」
「……………っうっ…うあぁぁぁぁ！！」
『_________ッ！！』
ノーマンの悲しそうな声、表情。
エマの涙に泣き声。
その場にあるものが私の心を抉った
コニーの死、仲間の泣き声、悲しそうな顔
『……逃げよう。エマ、ノーマン。』
涙を堪えて言う。
その言葉にノーマンは頷いて
「うん。ここを出るんだ。
「外」がどうなっているかはわからない。
でも生き延びるには逃げるしかない。
大丈夫…きっと逃げられる……
エマとレイ、Aと僕、4人ならきっと……」
『…え…？』
4人……？
「無理なのかな…ここに残せば確実に殺される…」
ノーマンの表情が歪む
「置いていけない。これ以上家族が死ぬのは嫌だ…！」
『無理じゃない…大丈夫。』
私がそういうと、ノーマンは笑って
「大丈夫。みんなで一緒にここから逃げよう」
『そう、大丈夫だよ。私達がついてるから、ね？』
「いい？エマ、A。僕達は今夜規則を破って門へ行った。でも何も見なかった。」
「！けど、リトルバーニー」
「ああ…ママは見つけて不審に思うだろう。だからといって誰の仕業なのかはわからない。
行ったこと、知ったこと、逃げること、
何一つこちらから明かすことは無い。」
『ママに悟らせない。悟らせてはいけない。』
みんな、視線を交わらせ頷く。
そして、私達はハウスへと足を進めた
……今、すべきことは…ママに門へ行った事を悟られない事…
"いつもの"Aを演じること。
臆するな、まだママは
誰が、何人、どう、何を、どこまで知っているか
なんてわからないない。
いつもと同じ、それでいい。
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T0k0(プロフ) - やばい…！好きなもの尽くしで最初見たとき本当にびっくりしました…！更新頑張ってください！！ (2019年3月16日 11時) (
レス) id: 8cc7ae63b4 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - ドラゴンさん» コメントありがとうございます！このコメントによりモチベが一気に上がったのでまた更新頑張ろうと思います！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 15時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年3月10日 14時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - 白桜姫さん» これからも更新頑張ろうと思います！ありがとうございました！これからも是非暇な時にでも見て行ってください。((長文失礼しました (2019年3月9日 23時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
無名作者 - 白桜姫さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！！そして、非公開になってましたすいません！！まさか非公開のボタンを間違えて押してしまっていたなんて…()本当に申し訳ない…まぁ、それはさて置きコメント本当にありがとうございます！コメントでモチベが一気に上がりました (2019年3月9日 23時) (レス) id: 621a14d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名作者 | 作成日時：2019年3月1日 20時
