【HQ】あんたら、悪女”もどき”様が通るんだからどけや！！

１３５話情報。 ページ11

ASide



朝起きると、グサッと来る腰と肩と腕の痛み。思わず、


A「うぉっふぅ！！！」


と叫んでしまった。･･･お恥ずかしい。




今日はゴールデンウィークの最終日。

午前練がある。



別にさ、部活が嫌な訳じゃないけどさ、せめて休まして欲しかったなぁ････。


････行くか。



と体を起こして準備に取りかかる。


ジャージに腕通したとき思い出した。




A「そっか、西園寺さん居ないから全部私がやんなきゃ」



裏の仕事も表の仕事も。

まぁ、ぶっちゃけ言うと･･･西園寺さん、表の仕事してくれて助かったよ･･･。



また全部やると思うと、ため息が出た。



実はね、私が悪女のふりして遊んでる理由は仕事が少し減って嬉しいからだよ。









･









及川「Aー！！！」



学校に向かっていると後ろからウザい声が聞こえた。


ねぇ、徹。そのキャラっつーか性格？やめない？





A「徹、私あんたが性格純粋な人だったら惚れてたのになぁ」


及川「え？ 今も惚れてるでしょ」


A「何言ってんの、ふざけるのは髪型だけにして」





この前も言ってたよ岩ちゃん。


及川の頭は鰹節みたいだから及川見ると味噌汁飲みたくなるって。









･









及川「よーし、みんなーそろそろ練習始めるよー」


「「「うぃーす」」」






及川のかけ声により、皆がぞろぞろと及川の方へ集まる。


･･････が、こちらに来るお二人方。




国見ちゃんと、矢巾くん。







A「どったの」


国見「えっと、あの････梟谷の赤葦さんって人からの伝言なんですけど」






赤葦くんからの伝言。


あれ？ 国見ちゃんって赤葦くんと仲良かったりしたっけ？






国見「梟谷に、新しくマネになる人が居るみたいで･･･その人が悪女ってことを

A先輩に知らせといてくれって」


矢巾「昨日、国見から相談されまして･･･」





･･････あぁ、やっぱりか。






A「知ってた」

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