【HQ】裏切り？・・ごめんｗｗ私にそんなの通じない３【悪女】

９４話やめてよ。 ページ17

及川「なに、本気で言ってんの？いつもみたいに嘘言ってるなら、


本当に許さないけど？ 嘘もいい加減にしてよ」








及川、一つ言ってあげるよ。








A「及川、私ね結構証拠持ってるんだよ、西園寺さんが仕事してないってね。



これは国見ちゃんや矢巾くんも協力してくれたから手に入れたの。




どうせなら、今見せてあげようか？」




清水「Aちゃん････」





ちょうど近くに置いてあった私の鞄へと手を伸ばした。



あ、あった録音の機械と、国見ちゃんが動画を撮ってくれたスマホ。



それを取りだして･････



西園寺「やめてください！！」







キンキンに響く高い声。



うるさいなぁ。






西園寺「A先輩は私を脅かそうとしてるでしょう････？ 本当は証拠なんて無いクセに。



それに、今日中に、死ぬ･･･だなんて、言わないで･･････くださッ････ううっ････」




花巻「佳奈ッ！大丈夫か！？ おい、A！！」






また、嘘泣き。その嘘の涙を見るのもいい加減飽きちゃった。






西園寺「だ、大丈夫です････だけど、A先輩でも仕事の上手さは、私も


信頼してるんですっ！ それに、最初は優しく教えてくれたし･･･。



だから、死ぬだなんて言わないでくださいよぉっ･･･！！」





松川「佳奈は優しいな、誰かと違って」






そう言って睨んでくる松川。それに続いて及川も花巻も睨んでくる。



それより西園寺さん、『A先輩でも』ってなんですか？ 失礼だと思うよ？







花巻「ほら謝れよ、泣かしてごめんなさい、変な嘘まで付いてごめんなさいって」






西園寺「花巻せんぱ･･･！そんなことさせないであげてください･･･！


元はと言えば、私が悪いんですからッ････！」





松川「佳奈、無理しなくて良いんだぞ？」



及川「Aが悪いんだから、そこは自分を責めちゃダメだよ」








ほら、謝れよ。



３人が連続して私に言ってくる。






だったら、こっちだって奥の手を使う。






白福「･･･え！Aちゃん？ ････なに持ってるの････」



滑津「A先輩･･･！？」









みんなの声を無視して、嘘の涙を出して。





私は、腕にカッターを滑らせた。

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