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今日は稽古で大切な話をするらしいんだけどなんと皆忙しすぎて買い出しに出てなかったらしく冷蔵庫がすっからかんだったから稽古に顔出しせず買い物だ
「よぉし！準備満タンや！」
寮を出ると前に人が立っていた
金髪、メガネ、黒スーツ…人相悪っ！こっわ！
「ど、どちら様でしょうか…？」
するとまぁなかなかの形相でこちらを見てきた
先程の視線からして稽古場の方を見ていたっぽい
??「あぁ？お前新入団員か？」
「あ、ちゃいます。家政夫です」
なんやろか、劇団の関係者やろか
??「そうか、俺は…古市左京だ。よく言って劇団の関係者だな」
「ほぉ〜悪く言って何なんすか？」
古「…お前が知る必要はねぇ。それよりお前どこいく」
どこいく？え？何俺カツアゲされるん？
まぁ話してみた所思ってたより怖そうやないし
「買い出しです」
古「そうかなら着いて来い」
「はい？なして？」
古「少しでも安い所を選べ。経費だって無限じゃないだろ」
「確かに〜！古市さん連れてってくれるんですか？」
古「俺が言ったしな連れてってやる。車乗れ」
近くにあった車古市さんのやったんか。バリ大きいやん！金持ちかぁ？
にしても普通にええ人やな。劇団関係者やからか？
古「お前名前は？」
「あ、夢見四葉言いますぅ以後お見知り置きを」
古「…お前そう簡単に人についてくなよ」
「大丈夫です！人は選んどります！」
古「そうか、ならお前の目は節穴だな」
「突然の悪口！？不思議な人や…」
にしても車の中めちゃくちゃ綺麗なんやけど？
人は見かけによらんな。まぁ古市さん見た目からして綺麗好きそうやけどな
この人節約家なんやろうな態々遠く行くってことは
「あ、古市さんなんで寮の前におったんですか？」
古「あ？様子見だ」
「なんのですか？」
古「…稽古の」
「なんで稽古の様子見しとったんですか？」
古「ッチ…。なんだっていいだろ！少し黙ってろ！」
「あ、アカンかったかんじです？気になったことは聞きたくなる質なもんで！」
古「もう着くから黙ってろ」
よく煩いって言われるんよなぁ
気になってまうんや。しゃーないやん？
古「降りろ。着いたぞ」
お、んなこと考えっとったらついとったわ
車乗るの久しぶりやけどやっぱテンションあがるよな！しかも古市さんの車かっこええからな〜余計テンション爆上げやわ！
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作者名：ASAHI | 作成日時：2021年6月14日 22時
