【A3】妄想進行ガール！【古市左京】 (ページ2)

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かっこよかったなぁあの人

その後の講義なんか全く耳に入らなかった

でもあの人も隈凄かったな
仕事忙しいのかなぁ

そんなことをぼーっと考えながら食堂にいるとまた人とぶつかる

『あ、すいませ…って綴か』

皆「いや綴かって…」

よく見たら綴もまぁた徹夜したらしく目の隈凄かった

『いや、マジ綴何に徹夜してるの？』

皆「あ〜…まぁ色々？っすね」

『教えろよ〜！』

綴となぜ仲がいいかは自分も分からない
なんか…仲良くなってた

皆「あ…伏見さん！」

めっちゃ頑張って背伸びして綴の首に腕回してたら誰かを見つけたらしくヘルプの顔をしていた

伏「おぉ綴…ってどんな状態だ？それ」

半笑いでこちらを見てくるイケメン
イケメンですね
私イケメンとかは普通に思うけどあの人は違かったんだよね
イケメンどころ騒ぎじゃないって言うか

『綴の先輩？』

皆「先輩っていうか…」

伏「劇団で一緒なんですよ」

綴が声にもならない叫び声をあげる

『ちょっと！なんで教えてくんなかったの！』

皆「あんたに言うと面倒くさそうだからっすよ…」

『なぁんで！？』

伏「俺間違えたか…？」

皆「隠してたんすよ…この人だけ」

『綴酷い…先輩辛い…』

皆「絶対揶揄うじゃないですか！」

『そんなことないし！』

そんな言い争いをして昼ごはんを逃したのは内緒

その日から毎日交差点で彼を見つける
カッコよすぎる…辛い
あの声で名前を呼ばれたい。なんてわがまま叶わないだろうか

『はぁ…』

皆「悩みなさそうなアンタがため息つくなんて珍しいっすね」

『綴最近私の扱い雑じゃない？』

伏「愛ですよ」

皆「変なこと言わないでくださいよ…」

割とみんなのお兄ちゃんキャラの綴が臣くんの前だと弟キャラになるの面白いなぁ

伏「あ、そうだ今度秋組の公演があるんですよ」

良かったら、とチケット？を渡される

『行っていいの！？』

伏「是非、脚本書いてるの綴なんですよ」

『まじ？！』

皆「まぁ…」

『へ〜どんなんやるの？』

伏「秋組旗揚げ公演で『なんて素敵にピカレクス』って言うのやるんです」

凄い
パンフレット？みたいなものに名前が記載されていてその中には『伏見臣』という名前がしっかりと入っていた

『へぇ不良警官？臣くんっぽくないけど似合いそう』

伏「そうですか？」

『うんーまぁ見に行くわ!楽しみにしてるー！』