俺 の 矢 印 【古市左京】

そう言えば ページ2

『え？劇団員増えるの？』

立「はい!増やそうかなって」

ほうほうなるほど
ん？ということは一人部屋の人の所に1人増えんだよね？
あ、俺めちゃ邪魔じゃん

『じゃあ俺もそろそろ出てくかねぇ』

すると鋭い音が響き渡った

『ちょ、いづちゃん！？花瓶落としてる!怪我ない！？』

立「で、出てくんですか？」

『いやぁだって俺元々指導員じゃん雄三さんだって泊まりじゃないしさぁ。あと正直俺必要ないよねもう』

立「そんなことないです！」

『いやぁあるんだなぁそれが』

雪「じゃあれんくん入団すれば？」

立「確かに！それいいアイディアですね！」

演劇…ねぇ？
残念ながら興味はない。嫌いじゃないけど見る分だけだ

古「雑用係として雇うって言ったら?」

『お、おぉ…お金ないのにそんなことしていいんすか』

古「前にお前のこと俺が養うって言っただろ」

『何年前？！よく覚えてたね』

古「当たり前だろ」

そうだ、この人記憶力いいんだ
雇うかぁ…いやぁ魅力的ですなぁ。結局あの仕事辞めてないしさ

『うーん…いやぁ…一つだけ言ってもいい？』

古「なんだ」

『部屋って余ってる？』

いづちゃんと古市くんがなんで？みたい顔をする
すぐ顔にでんだから可愛いなぁ2人とも

『古市くんのところには新しい秋組団員が来るでしょ？だから部屋余ってたら部屋欲しいな〜って』

立「そういうことなら…ありますよ!使用人用の部屋」

『じゃあ引越し作業しよー！』

俺だって流石に気付くよ？
少し寂しそうな顔してる古市くん

全く可愛いなぁ

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