初めての対面（12/15up） ページ6
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そうして。
「では、さっそく用意しましょう。Aさんも手伝ってくださいな」
優しい微笑みを伴った田中さんの言葉に「はい！」と私が返事をしたのと、それは、ほぼ同時のことでした。
「田中！」
突然響いた声。
「まぁ、御前様だわ！」
「えっ、御前様！？」
驚いて固まる私と、ちょっと慌てる田中さん。
「田中？いるのか？」
「はい！こちらに！」
田中さんが大きな声で応えると、ドアから、雅やかな衣装を着こなした男性が颯爽と入ってきました。
「喉が渇いた。お茶の用意を頼む」
「かしこまりました。今すぐに」
それは、紛れもなく、私のご主人様でもある、御前様でした。
黒髪を綺麗に分けて整え、胸には揺れるリボン、すっと背筋の伸びたすらりとしたスタイル、ロングのブーツが御御足の長さを際立たせています。
私は、御前様のあまりの美しさに、言葉を失っていました。
「おや？この子は…？」
田中さんの斜め後方で、動けなくなっているそんな私を、御前様が見逃すはずはありません。
つかつかと近づいていらっしゃるではないですか。
あぁ、どうしましょう。
心の準備がまだできていないというのに。
私…、私はいったいどうしたら…。
とにかく、粗相のないようにしなくちゃ…。
「御前様。この娘はAと申すもので、私の側でメイド見習いをしております。まだ来たばかりでご挨拶も済んでおらず、申し訳ございません」
戸惑う私の隣に、察知した田中さんがささっと駆け寄り、助けてくださいました。
私はただ胸の前で手を握りしめて、つっ立っているばかり…。
「ほう。メイド見習いのA…」
「ほら、Aさん、ご挨拶！ご挨拶！」
「あ、あのっ！わたくし、あの、メイド見習いの、Aと申します。よろしくお願いいたします…」
田中さんに促された私は、わたわたしながら答えました。
なんて恥ずかしい…。
「…ふむ。メイドに関しては、仕事もすべて田中に任せてある。しっかり教えてもらうといい」
俯いたまま聞く御前様の声は、とても落ち着いています。
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もここ(プロフ) - さっこさん» さっこさん♪えへへ。それほど謎はないのですけど、たぶん設定を書ききってないだけなのよ。次は、ちょっと、らぶ度、高めで書いてみまーす♪ (2018年1月7日 0時) (
レス) id: 291e1a6df4 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - もここさん、こちらにもお邪魔しました！なぞかさたくさん過ぎてこちらの続編も期待しちゃいます(^^) (2018年1月6日 10時) (レス) id: a26bed1aa4 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - ゆみなさん» ゆみなさん♪こちらにコメントありがとうございます！ねー、ほんと御前様の続編見たいですよね〜。そして名前変換でＮちゃんに…私もチェックする時Ｎちゃんの名前入れちゃってます！Ｎちゃんはなんでも演じられそうなのでいけますよね。うふふ。続編も遊びにきてね〜♪ (2017年12月29日 0時) (レス) id: 291e1a6df4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみな(プロフ) - たとえNLでも、ついついお名前変換で黄色いあの子にしちゃうんですよねー(笑) もここさんのお話読んだら、また御前様に会いたくなっちゃいました！続編やってくれないかなあ。。 もちろん、もここさんの続編もウキウキでお待ちしてますので、よろしくお願いします〜(^^) (2017年12月25日 21時) (レス) id: 946fd4db13 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - まぁこさん» まぁこさん♪コメントありがとうございます！おひさしぶりですー。えへへ、絵を描くのも好きで。というか、絵を描く方が本当は好きかも。気が向いたら、また載せちゃうかもです。また遊びに来てくださいねー♪ (2017年12月23日 23時) (レス) id: 7d6bdd40e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
作成日時：2017年12月11日 10時
