_ 案外 _ ページ29
A「ん〜…」
カーテンの隙間から入ってくる陽射しが
眩しくて寝ぼけながら目を開けると…
目の前にはビバで…何故か腕枕をされながら
お互い…腰に手を回して抱き合ってる状態だった…
『昨日…腕枕してもらったっけ…』って
寝ぼけた頭をフル回転させて考えてると…
小島「んんっ…？」
ビバも起きて…寝ぼけた顔で見つめてくる…
小島「んん〜…おはよぉ〜…」
A「……おはよ…笑」
小島「ん〜…眠いっ…」
〈 ギュッ… 〉
A「ちょっ…起きないの？笑」
小島「もぉ〜…ちょっ…と…」
ビバに正面から抱き締められるのはよくあるから…
別に『恥ずかしい』とかは全く無いんだけど…
案外、末じゃなくても寝れることに驚いた…
抱き締められたまま頭を撫でられてるのが
心地よくなって気付いたら一緒に二度寝をした…
でもその数分後にアラームの音で
二人とも叩き起こされるなんて思わなかった…笑
小島「んぁ〜…よく寝たぁ〜…」
A「ふっ…寝癖すっごいよ？笑」
小島「Aちゃんも後ろボサボサやで？笑」
ベットで並んで座ったままお互いに寝癖を直して
最近冷蔵庫に入った食材たちに手を付けた…。
A「朝食何がいい〜？」
小島「えっ！作ってくれるん？！
Aちゃんは仕事まだやから寝ててええねんで？」
A「お腹空いちゃったからさ。笑」
小島「えぇ〜…何がええかなぁ〜…笑
んっ！Aちゃんの得意料理がええっ！笑」
A「得意料理？ ん〜…分かった、笑」
小島「お姫様、手伝いますよ？笑」
A「大丈夫だから座ってて？笑」
小島「やりたいやりたいやりたいっ！」←
A「朝からうるさいなぁ〜…分かったよ…笑」
小島「イェーイ！笑 あっ…袖捲るならこうがええよ？」
さっきまで子供みたいにはしゃいでたのに…
急に後ろから手を伸ばして来て袖を捲ってくれた…
A「ありがと…笑///」
小島「おん。笑 ほなっ！ 俺は何致しましょう！？笑」
今日はビバに振り回された朝になった気がする…笑
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作者名：えーちゃん | 作成日時：2022年8月16日 9時
